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開発者

 

 

 

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Joe Benson

Senior Vice President, 
Product Engineering

開発チームを支援するホリデー・コードフリーズのベストプラクティス

想定読了時間 3分・2024年

 


Man and woman looking at computer

ホリデーシーズンのコードフリーズを乗り切る方法:開発者の精神の安定を保つためのベストプラクティス

金融機関、テクノロジー企業、大手小売業者を含む世界中の多くの業界で、ホリデー商戦に備えてのコードフリーズを開始する時期がいよいよ近づいて来ました。企業にとって最も避けたいのは、ホリデー商戦の最中にコードのハッキングや不具合により売上に影響が出て、不名誉な報道がされることです。どちらもホリデー商戦の良いスタートとは言えません。



Merchant Cloudでは、顧客向けに開発する決済ソフトウェアに対して、以下の目的で開発コードフリーズを実施します:


 

  • ショッピング期間のピーク時における決済ゲートウェイの安定性確保

 
  • 意図せず新たなバグを生む可能性のあるコード更新の防止

 
  • ショッピングカートコンバージョン率の改善をもたらすWebサイトの安定性向上

 
  • 加盟店が決済ゲートウェイのメンテナンスではなく、売上向上に集中できる環境の提供

 

ホリデーシーズンのピーク時のコードフリーズは新しい戦略ではありませんが、ピークシーズンのコードフリーズにどう備えるべきか、フリーズ期間中に何をすべきかなど、多くの疑問が生じるのも事実です。「フリーズ(凍結した)」という言葉とは裏腹に、グローバルな開発チームにとっては決して「チル(冷え切った/のんびりできる)」な期間ではありません。ホリデーのピークシーズンにおけるコードフリーズを最大限に活用するための推奨事項をご紹介します。

 

Hands above laptop

コードフリーズ前

 

コードフリーズ前は、新たなプロジェクトや成果物を詰め込む時期ではありません。代わりに、チームの作業量、年末目標、顧客目標を戦略的に見直しましょう。

 


ピークシーズンの開発フリーズ前に、バックログの中から優先度の高い最適化プロジェクトの実装をチームとともに優先付けしましょう。チームや主要ステークホルダーに、シーズンや目標達成に最も影響の大きい項目を確認してください。



ただし、フリーズ前に達成する内容を決定する際には、チームが細部に注意を払いながら正確にプロジェクトを実行できる余力があることを確認してください。この改善機会を、売上やユーザー体験を損なう問題にしてしまわないよう注意が必要です。

消費者のホリデーショッピングが活発になるからといって、サイバーセキュリティを休ませてよいわけではありません。実際、ホリデーシーズンには不正やサイバー犯罪が増加する傾向があります。貴社と顧客の安全を守るために、脆弱性テストを実施することや、ホリデーシーズンに行うデータ保護の取り組みを顧客に周知することを検討しましょう。



また、決済ゲートウェイプロバイダーが推奨する不正対策ソリューションを確認する良い機会でもあります。当社のグローバル顧客には、ネットワークトークン化やカード管理戦略の見直しを推奨しています。また、9月には最新のEMV 3DS 2.2へのアップグレードも実施しています。

ホリデーシーズンは、セールや特典、送料無料などで顧客を惹きつける時期です。顧客は欲しいものリストからチェックアウトプロセスまで素早く進みたいと考えているため、この時期に入力項目やステップを増やすべきではありません。代わりに、顧客情報の保存方法を見直し、新規顧客向けのClick to Payゲストチェックアウトや、開発チームの負担を軽減し素早く変更を行いたい場合は、統合済みの当社Click to Payホステッドチェックアウトの活用などにより、チェックアウトの速度と利便性を向上させましょう。



どのような決済手段を選択する場合でも、顧客に商品が時間どおりに届いていない理由や顧客が注文を完了しない理由を後から考えるような状況は避けるべきです。

フリーズ日時が近づくにつれて現実的に考えてください。場合によっては、締め切り前に完了できるプロジェクトと、コードフリーズの締め切り後に展開する必要があるプロジェクトを振り分ける必要があるかもしれませんが、それは問題ありません。年末年始の買い物シーズンがピークを迎えた後に、十分に精査しテストしたコードを本番環境に投入する方が、エラーを起こして年末年始のシーズン中に悪影響を受けるよりも良いでしょう。

コードフリーズを最大限に活用する

 

コードフリーズといっても、すべてが停止するわけではありません。多くの場合、開発・エンジニアリングチームは、この期間を活用して、忙しい一年の中で後回しになっていた作業を前進させることができます。

 


この期間は、年間を通じて残っていたバグや問題を洗い出し、原因を特定するのに適しています。負担が軽減されたこのタイミングは、ソフトウェアの問題を調査し解決する絶好の機会です。

1年の大半が終わったこの時期に、チームの成果を振り返り、翌年の目標と優先事項を定めましょう。決済トレンドに変化はありましたか?新たな市場拡大に対応する必要はありますか?



この機会に1歩引いて、チームの強みが来年のビジネス目標にどう貢献できるかを見極めましょう。

あなたとチームは、この1年で多くの成果を上げてきました。その成果が開発者向けドキュメントに反映され、1月の繁忙期前に適切に更新されていることを確認してください。当社でも最近この作業を完了し、APIリファレンスを刷新しゲートウェイインスタンスの統合支援コンテンツを追加して、Merchant Cloudの開発者向け統合ガイドを更新しました。

ホリデーシーズンは、家族や友人と過ごす時間を大切にし、仕事から離れて休息を取ることも重要です。どのような過ごし方であれ、今年の努力に対してチームメンバー同士で感謝の気持ちを示すことを忘れないでください。

コードフリーズ管理の良い例と悪い例

年末の活動を現実的に優先付けする



 

不正対策とセキュリティ設定を再確認する



 

高いコンバージョン率を確保するためにプロセスを適正化・効率化する



 

チームに休息とホリデーを楽しむ機会を与える

年末の開発活動で過度な約束をしない



 

eコマースの安全性とセキュリティの優先順位をつけない



 

コンバージョンプロセスに余計なステップを追加しない



 

ホリデー期間中の新規成果物や年明け直後の大規模リリースでチームに過度な負担をかけない

Joe Benson

プロダクトエンジニアリング担当上級副社長

Joe Bensonは2011年からMastercardに所属し、2023年にMerchant Cloudに参加しました。彼は、顧客体験全体の向上を目指し、アーキテクチャ、開発、運用管理など、決済ゲートウェイサービスの技術面全般を担当しています。

Joe Benson