ペイメント・ソリューションで世界をリードするMasterCard Worldwide (本社:ニューヨーク州パーチェス、日本地区プレジデント:ロバート・R・ルートン、以下、MasterCard)は本日、最新の「景気動向についての消費者意識調査(MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidence)」の結果を発表いたしました。これによると、アジア/太平洋地域の消費者は、世界経済の回復のスピードが遅れることを懸念しており、半年前に比べ楽観的な見方が弱まっていることが明らかになりました。
世界経済が緩やかに回復を遂げる中、調査対象となったアジア/太平洋地域14市場1のうち11市場が総合指数で堅調な楽観的傾向を示しました。楽観的傾向を示した市場には、中国(78.3)、シンガポール(77.9)、ベトナム(77.1)、インド(75.2)、香港(69.9)、台湾(67.6)、マレーシア(64.9)、オーストラリア(63.1)等、新興市場と成熟市場の双方が含まれています。
[ 1 調査対象の市場は以下の通りです。
(アジア/太平洋地域)日本、オーストラリア、中国(香港を除く)、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム ]
一方で、アジア/太平洋地域14市場のうち10市場では、半年前の前回調査時と比べて総合指数は低下しており、特にタイ(46.1)、ニュージーランド(42.2)、日本(15.9)の3市場では調査項目全てに渡って指数の低下がみられ、悲観的な見方が拡大しました。その結果、アジア/太平洋地域全体の総合指数は、68.0から61.5へと低下しました。
今年で19年目となる「景気動向についての消費者意識調査」は、MasterCardが毎年実施・発表している、同地域において唯一の長い歴史をもった、景気に関する消費者意識の動向をはかる包括的な調査です。本調査では、「景気」、「雇用」、「株式市場」、「固定収入」、「生活の質」の5項目についての消費者信頼度を調査するもので、対象の国と地域の消費者が、今後半年間の自国の経済状態をどう見ているかを、指数によって総合的に評価しています。指数は信頼度において最も悲観的な(悪いと思う)場合は0、最も楽観的な(良いと思う)場合は100、中立的な(良くも悪くもないと思う)場合が50であり、指数が高いほど信頼度が高いことを示します。
今回の最新の調査は2011年3月15日から4月27日にかけて、アジア/太平洋地域の14市場において消費者計10,374人を対象に実施されました。調査データは対面、電話、インターネットを使ったインタビューによって収集しています。
アジア/太平洋地域では日本とニュージーランドの地震が影響
アジア/太平洋地域全体では、「景気」に対する指数が70.6から59.1へ、「雇用」が67.5から59.9へそれぞれ低下しました。また、「生活の質」(64.7から57.0)と「株式市場」(65.8から58.1)についても低下しましたが、「固定収入」は71.6から73.1へとわずかに改善しました。
日本とニュージーランドは、いずれも大きな被害があった今年の地震からの回復途上にあり、調査項目のすべてにおいて指数が低下しました。ニュージーランドの総合指数は半年前の前回調査時における53.3から悲観的な42.2へと低下し、「景気」についても53.1から35.1に急激に低下しました。日本の総合指数は2002年以来の最低値を記録し、「景気」については半年前の調査時の20.6から12.3へと低下、「雇用」も21.8から13.3へと低下しました。
フィリピンでは総合指数が80.1から53.6へと急低下しました。個別の調査項目では、「雇用」(80.0から45.3)、「生活の質」(80.5から46.7)、「景気」(83.6から54.0)において最も大きく低下しました。
MasterCard Worldwideのグローバル経済アドバイザーを務めるユワ・ヘドリック-ウォン(Yuwa Hedrick-Wong)は、「この調査全体では楽観的な消費者が圧倒的に多かったものの、金融危機からの回復は期待ほど円滑には進まないと認識されていることも明らかです。消費者信頼度は、景況を計る上でとても良い指標となります。自然災害や政情不安、ユーロ圏において続いている金融不安など、世界の一部の地域ではこの半年に大きな困難を経験しており、このような市場において消費者心理が低下しているのも驚くべきことではありません」と述べています。
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MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidenceについて
MasterCardが実施しているMasterCard Worldwide Index of Consumer Confidenceは、過去19年間にわたり収集された合計20万件以上のインタビューによって得られた記録であり、アジア/太平洋地域においてその規模と歴史において他に類を見ません。
MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidenceは、アジア/太平洋地域における最も包括的かつ歴史のある消費者意識調査です。同調査はその正確性により、同地域における消費者の意向を示す優れたバロメーターとして実績を重ねています。1997年6月のMasterCard Worldwide Index調査では、消費者意識の悪化が示されており、実際その1カ月後にタイの通貨危機がアジアの金融危機を引き起こしました。最近の例では、2003年6月の調査で香港の「雇用」の指数が20.0という低指数を示しましたが、実際2003年9月には失業率8%という報告が出ています。
本調査は1993年の上半期に調査を開始して以来、毎年2回実施されています。2004年から中東、アフリカ地域が調査対象に加えられました。現在調査の対象となる25の市場は、日本、オーストラリア、中国(香港を除く)、エジプト、香港、インド、インドネシア、ケニア、クウェート、レバノン、マレーシア、モロッコ、ニュージーランド、ナイジェリア、オマーン、フィリピン、カタール、サウジアラビア、韓国、南アフリカ、シンガポール、台湾、タイ、UAE(アラブ首長国連邦)、ベトナムです。最新の調査は、2011年3月15日から4月27日にかけて実施され、中国とインドでは800サンプル以上、その他の市場では400サンプル以上をとり、消費者計17,620人から得た回答に基づいています。
MasterCard Worldwide Indexは、信頼度において最も悲観的な場合は0、最も楽観的な場合は100、中立的な場合が50であり、指数が高いほど信頼度が高いことを示します。「雇用」、「景気」、「固定収入」、「株式市場」、「生活の質」の5項目についての経済信頼度を調査し、対象の国と地域の消費者が、今後半年間の自国の経済状態をどう見ているかを、指数によって総合評価するものです。この調査は1年に2回、6月と12月に発表されます。同調査のサンプリングエラーは中国、インド、エジプト、南アフリカというサンプルの多い市場では±3%ポイント、その他の市場では±4%ポイントで、90%の信頼水準を誇っています。
MasterCardの一連の調査について
MasterCardは、アジア/太平洋、中東、アフリカ地域で一連の独自の調査(MasterCard Worldwide Index)を継続的に実施しています。これらの調査には、「景気動向についての消費者意識調査(MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidence)」、「女性の社会進出度調査(MasterCard Worldwide Index ofWoman Advancement)」、「消費者のオンライン・ショッピング傾向調査」、「財務リテラシーの指標調査」、「世界渡航先ランキング(Index of Global Destination Cities)」等があります。また、このMasterCard Worldwide Indexシリーズの調査のほかにも、「消費における倫理感の調査」や、「家計における購入優先度調査(MasterCard Worldwide Survey on Consumer Purchasing Priorities)」シリーズで、旅行、外食・エンターテイメント、教育、家計管理、高級品や買い物全般に関する消費者傾向に関する調査を行っています。
MasterCardはこれらの一連の調査以外にも、アジア/太平洋、中東、アフリカ地域内におけるビジネス・ダイナミクス、金融政策、および規制関連の活動について継続的な調査を実施し、Insightsレポートとして2004年から80以上のレポートを発行しています。また、MasterCardはユワ・ヘドリック-ウォン博士(Dr. Yuwa Hedrick-Wong)の執筆による、アジア地域の消費者について考察した4冊からなる一連の書籍もJohn Wiley & Sons.社より発行しています。
*MasterCard Worldwide IndexやInsightsレポートはwww.masterintelligence.com (英文、一部和文あり)にて詳細をご覧いただけます。
*これら一連の調査やレポートはMasterCardの業績を示すものではありません。
MasterCard Worldwideについて
ペイメント・ソリューションで世界をリードするMasterCard Worldwideは、世界の商取引の要として機能し、あらゆる場面で人々の生活をより便利で快適にするプロダクトやサービスを提供しています。MasterCardは、フランチャイザー、プロセッサーならびにアドバイザーという役割を通して、ペイメント・ソリューションを提供し、世界中の金融機関、数多くの企業、加盟店、カードホルダーをつなぎ、商取引を推進しています。2010年には、世界でMasterCardカードを通じて2.7兆米ドルの取引が行われました。世界で最も速いペイメント・プロセシング・ネットワークであるMasterCard Worldwide Networkは、1時間あたりに1億6千ものトランザクションを処理することができ、99.99%という非常に高い信頼性で、平均130ミリ秒のレスポンスタイムを実現しています。このネットワーク上で毎年230億ものトランザクションがプロセシングされています。MasterCardは、グローバルに展開しているMasterCard®、Maestro®およびCirrus®のブランドファミリーと、その中核となるプロダクトであるクレジットやデビット、プリペイド、そしてMasterCard PayPassやMasterCard inControlといった革新的なプラットフォームや機能を提供し、世界で商取引を推進しています。現在MasterCardは世界210を超える国や地域の消費者とビジネスに役立っています。詳細はホームページwww.mastercard.co.jpをご覧下さい。TwitterでMasterCardのニュースをフォローするには@mastercardnewsからご登録ください。