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MasterCard調査:世界渡航先ランキング アジアの都市が世界をけん引
- アジア/太平洋地域の都市で、海外からの渡航者と、渡航者による消費額が堅調に拡大 - 平成23年6月1日 ペイメント・ソリューションで世界をリードするMasterCard Worldwide (本社:ニューヨーク州パーチェス、日本地区プレジデント:ロバート・R・ルートン、以下、MasterCard)は、アジア/太平洋地域の経済動向に関するInsightsレポートの最新版『世界渡航先ランキング』を発表いたしました。これによると、アジア/太平洋地域の渡航先は、新興市場都市のけん引により、世界経済の動向に重要な役割を果たしていることが明らかになりました。 このMasterCardの最新の調査は、世界経済と世界の商取引の動的な流れを理解するためのものです。各都市における海外からの渡航者数と同渡航者による消費額によって都市をランク付けし、2011年の渡航者数とその成長予測を行っています。 本調査の結果では、多くの新興市場都市において、渡航者数と渡航者による消費額が堅調に伸びており、多くが20%以上の成長率を示しています。 海外からの渡航者数では、アジア/太平洋地域の都市が世界の上位20都市のうち8都市を占め、他の地域をけん引しています。2011年の海外からの渡航者数の予測は、バンコクが1,150万人で世界第3位、シンガポールが1,140万人で第4位、香港が1,090万人で第5位でした。海外からの渡航者の増加率においてもアジアの都市は好調で、24.3%という大幅な伸びが予想されるバルセロナに次いで、クアラルンプールが21.8%で世界第2位となりました。第3位はイスタンブールで20.4%、続いて上海(18.6%)、香港(17.4%)の順となりました。 海外からの渡航者による消費額のランキングでもアジア/太平洋地域の都市は上位を占めており、2011年の消費額予測ではバンコクが144億米ドルで世界第4位となりました。その他にも、シドニーが138億米ドルで第6位、シンガポールが108億米ドルで第9位、香港が104億米ドルで第10位でした。また、消費額の増加率でもアジアの都市がランキングを席巻し、シンガポール(23.9%)、香港(23.6%)、東京1(20.8%)、台北(20.3%)など、上位20都市のうち7都市をアジア勢が占めました。 [ 1 東京の予測数値は、東日本地震並びに津波被害による影響をうけ、変更となる場合があります。]MasterCard Worldwideのグローバル経済顧問であるユワ・ヘドリック-ウォン博士(Dr. Yuwa Hedrick-Wong)は、「こうした成長傾向は、アジアの新興市場にある渡航先都市の重要性が今後も高まっていくことを強く示唆しています」と述べています。 世界全体では、2011年の海外からの渡航者数予測はロンドンが第1位で2,010万人、第2位がパリで1,810万人です。上位20位に入った北米の都市は第12位のニューヨークのみで、予測されている渡航者数は760万人です。 ロンドンは、2011年の海外からの渡航者の消費額予測でも256億米ドルで1位となり、ニューヨークが203億米ドルで第2位、パリが146億米ドルで第3位でした。 ユワ博士はまた次のように述べています。「世界渡航先ランキングでは、依然として欧米の都市が上位を占めているものの、グローバル経済の中でアジアの新興市場都市の重要性が飛躍的に高まっています。海外旅行と海外での消費額の伸びは、景気動向を圧して底堅い動きを明らかに見せており、グローバル化の未来を今後も支えていくでしょう。グローバル経済の中心が、アジアや南米、中欧・東欧、アフリカの活気溢れる新興市場に移っていく中で、これらの地域の都市が、世界を結びつける上で果たす役割も、大きくなるでしょう。」 アジア/太平洋地域におけるその他のハイライト
アジア/太平洋地域の海外からの渡航者数ランキング上位10位(2011年)
アジア/太平洋地域の海外からの渡航者による消費額ランキング上位10位(2011年)
調査方法 「世界渡航先ランキング(MasterCard Worldwide Index of Global Destination Cities)」は、航空関連データの世界的プロバイダーであるOAG Globalから入手したフライト情報および座席数情報を使用して作成しています。二都市間の運航頻度の算出にはフライトスケジュールも使用しています。また、各航空会社から定期的に発表される座席利用率実績およびフライト計画を使用して、アウトバウンドの出発旅客数実績と出発旅客数予測を算出しています。 航空便の利用客は、到着地を訪れる出発国の居住者、出発地から帰国する到着国の居住者、そしていずれの国の居住者でもなく次の目的地に向かうために出発地から到着地へと移動する人、の3つに分けられます。3つ目のタイプの渡航者は、ハブ機能が備わっていない都市では全体に占める割合が低い場合もありますが、シンガポールやアムステルダム、フランクフルトのような「ハブ都市」においてはきわめて大きな割合を占めています。 国連データベースで旅行部門のサービス貿易の統計をみると、各国の国民が1年間に渡航先でいくら消費したかを推計することができます(自国内で支払った航空運賃は含まれません)。この渡航先での消費額の総額と海外からの渡航者数の推計値にアルゴリズムを適用すると、アウトバウンドの渡航者一人当たりの渡航先での消費額の平均を推計することができます。 アウトバウンドの旅行といっても、その距離がすべて同じというわけではなく、さらに、到着地の都市によって生活費に大きな差があるため、たとえ旅行距離が同じであるとしても、どの都市を訪れるかによって渡航者一人当たりの消費額は大幅に異なるため、推計値には誤差が生じます。 こうした誤差については、何度もテストを繰り返した結果、アルゴリズムに最低消費額の要素(隣接国への旅行については500米ドル、非隣接国への旅行については700米ドル)を加味することにより、大幅に低減することができました。 MasterCard Worldwide Insightsレポートは、www.masterintelligence.com(英文)にて詳細をご覧いただけます。
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