ニュース編集室

Google、 Citi、 MasterCard、 First Data、Sprintが共同でモバイル決済サービスを提供

- Google Walletにより、かざすだけで支払い、時間短縮、お金の節約が可能に -


平成23年5月27日

MasterCard Worldwide、Google、 Citi、First Data 、Sprintの5社は、携帯電話をかざすだけで支払いができるアプリケーションGoogle Walletを発表いたしました。消費者は、店舗で買い物をする際に、専用の端末に携帯電話をかざして支払いすることによって、買い物時間の短縮やお金の節約が可能となります。事業者にとっては、顧客に適切なオファーやプロモーション、ロイヤルティーの特典を提供し、スピーディーかつ手軽にお買い物を楽しんでもらうことができるため、顧客関係を強化する良い機会として活用できます。

Googleのコマース&ペイメントのヴァイス・プレジデント ステファニー・ティレニウス(Stephanie Tilenius)は次のように述べています。「当社は、Citi、 MasterCard、 First Data 、 Sprintと共に、オープンな商業上のエコシステムを構築しようとしています。これにより消費者は初めてNFCウォレットでの支払いが可能となり、お買い物時にオフラインであっても、支払い時に一度かざすだけで各種プロモーション特典が同時に適用され、支払いや精算をすることができます。」

Google Walletは、現在フィールド実験段階であり、今夏よりお客様にご利用頂ける予定です。Google Walletは、この度Google、 Citi、 MasterCard Worldwide、 First Data 、 Sprintの5社から発表されましたが、他にもカード発行会社および金融機関、ペイメント・ネットワーク、移動体通信事業者、モバイル端末メーカー、POSシステム関連企業、加盟店等の参加を求めています。

モバイル決済の次のステップ

Google Walletでは、商用展開の際に、PayPass対応のCiti MasterCardカードとバーチャル・カードであるGoogle Prepaidカードの2種類の決済ソリューションでの支払いをサポートする予定です。現在すでにPayPassの搭載されたCiti MasterCardカードをお持ちの大半の方は、First DataのTrusted Service Managementを使って、無線で簡単にGoogle Walletへの機能を追加することができます。あるいは、種類を問わずにお手持ちのペイメント・カードを使って、Google Prepaidカードにチャージすることも可能です。 Google Walletは、近距離無線通信(NFC)技術を使用しており、会計時にPayPass対応端末に携帯電話をかざすだけで、安全に、素早く、便利に支払いを行うことができます。

Google Walletは、安全な決済を実現し、これまでの財布やカードではなし得なかった機能を実現できるよう設計されています。アプリケーション毎にPINが要求されるほか、第一弾では、すべてのペイメント・カードの認証情報は暗号化されてチップ上に保存されます。これは「セキュア・エレメント」と呼ばれるもので、Android端末のメモリとは独立しており、正規のプログラムのみがアクセス可能となります。

Citi Global Enterprise PaymentsのCEOポール・ガラント(Paul Galant)は、次のように述べています。「Google Walletの中核となる銀行として、世界を代表するデジタルバンクとなるために最新の取り組み姿勢を明確に示し、日常のファイナンスを管理する上でお客様が必要とするツールを高い利便性と価値をもってお届けすることが、Citiの役割だと認識しています。構想段階から普及段階へと向かうモバイル・ペイメントの進化の過程の中で、本日の発表とGoogleとの積極的なコラボレーションは、後に当社の転換期として振り返られることでしょう。」

全米の店舗で利用可能

Google Walletは、かざすだけで支払いが可能な加盟店向けの販売時点管理(POS) サービスとして急成長中のMasterCard PayPassのネットワークと連携できるよう開発されています。その結果、Google Walletは、全米で12万4,000以上、世界で31万1,000以上のPayPass対応加盟店で直ちに利用可能となる予定です。

MasterCardの最高エマージングペイメント責任者のエド・マクローリン(Ed McLaughlin)は、次のように述べています。「MasterCardは、PayPassの技術を通じてモバイル・ペイメントにおけるパイオニアとなっており、PayPassがGoogle Walletの中核として機能することを誇りに思います。今日の業界をリードする各社との提携は非常に嬉しいことであり、モバイル・ペイメントに関する技術の開発においては、今後も主導的役割を果たせるよう尽力します。」

Single Tapと名付けられた、「一度かざすだけ」というかつてないショッピング体験を実現するため、Googleは現在、POSシステムのメーカー各社や大手小売ブランドとも協業を図っています。消費者は今後、Google Walletを一度かざすだけで、クレジットカードやギフトカードで商品を購入したり、クーポンを使用したり、ポイントを獲得したりすることができます。Googleは現在、VeriFone、Hypercom、Ingenico、VIVOTechなどの各社と協力し、これらの次世代POSシステムを開発しています。新サービスのSingleTapの加盟小売店は、以下の通りです。American Eagle Outfitters、Bloomingdale’s、Champs Sports、The Container Store、Duane Reade、Einstein Bros. Bagels、Foot Locker、Guess、Jamba Juice、Macy’s、Noah’s Bagels、Peet’s Coffee & Tea、RadioShack、Subway、Toys“R”Us、Walgreens。

Macy’sのマーケティング&広告担当エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントのマーティン・リアドン(Martine Reardon)氏は、次のように述べています。「Google Walletを使用し、モバイル技術の力を活用することで、店内のショッピング体験を向上させ、消費者のオンラインと店頭の動作の溝を埋めることができます。Macy’sは、価値を実現し、パーソナルな方法でお客様と関わり合う最先端技術を常に求めています。Google Walletは、様々なチャネルでこうした独自のインタラクションを実現します。」

Google Walletによるフィールド実験の第一弾は、ニューヨークとサンフランシスコに焦点をあてて行われます。これらの地域では、CVS、Jack in the Box、Sports Authority、Sunocoなどの大手アウトレットをはじめ、多くの小売店やコカコーラの自動販売機、さらにはタクシーまでがPayPassに対応しています。eコマースの決済処理のグローバルリーダーであるFirst Dataは、これらの分野で多数の新規加盟店を積極的に募集しており、より多くの非接触型の加盟店端末を米国全体で導入するため、近い将来、業務を拡大する予定です。

First Dataの北米担当プレジデント、エド・ラブリ(Ed Labry)は、次のように述べています。「真のモバイルコマースは、実現するかしないかの問題ではなく、いつ実現するかの問題であるというのが、ここ最近のペイメント業界の認識です。当社としては、本日こそがモバイルとペイメントが1つになる日だと確信しています。Google Walletで中心的な役割を果たせること、そして、Trusted Service Managementや非接触型決済などの革新技術をお客様にお届けできることを誇りに思います。」

節約も簡単に

Googleでは、検索広告で見つかった最新ブーツの20%ディスカウントや、入店時に受け取る5ドルオフのチェックイン・オファー、地元のレストランで20ドルのランチを10ドルで提供する一日限定キャンペーンなど、一般消費者向けのさまざまな取引についてもテストを行っています。これらのクーポンは、購入・保存した段階で、自動的にGoogle Walletに同期させることができます。

大半の店舗では、Google Walletを使用してレジでクーポンを見せることができ、店員はスキャンすることも手動で打ち込むことも可能です。Google SingleTapの加盟店では、モバイル端末を一度かざすだけで、クーポンの支払いや精算をすることができます。

Google Walletはモバイル・アプリケーションであるため、最終的には、これまでの普通の財布よりも豊富な機能を備えつつ、かさばらずに使用できます。サービス開始時には、クーポンやポイントカード、ギフトカードを取り扱いますが、近い将来、領収書や搭乗券、チケットなどのアイテムもGoogle Walletへシームレスに同期できる予定です。

オープン・コマース環境=消費者の選択肢+イノベーション

Google Walletは、オープン・コマース環境で最も有効に機能するため、お気に入りのクレジットカードやクーポン、ポイントカードのすべてを持ち運べるようになるほか、長期的にはさらに多くの機能に対応する予定です。これを実現するため、Google Walletは今後、さまざまな業種のパートナーが参加できる環境を目指し、Google、Citi、MasterCard、First Data、Sprintの各社は、金融機関、移動体通信事業者、端末メーカー、加盟店などを対象に、Google Walletとの提携を呼びかけています。

Sprintの製品開発担当シニア・ヴァイス・プレジデント ファラッド・アディブ(Fared Adib)は、次のように述べています。「Google Walletの提供に向け、通信事業者の中で初のGoogleパートナーとなったことを非常に嬉しく思います。リーディング・イノベーターとして、そして、『オープン』主義を唱える企業として、Nexus S 4GがGoogle Walletに対応した初のスマートフォンとなったことは当社の誇りであり、近日登場予定のAndroid携帯電話の多くにGoogle Walletが導入されることを楽しみにしています。」

Google Walletの第一弾は、Sprintネットワークを使用したNexus S 4G端末での提供開始を予定しています。今後さらにNFC機能に対応した端末が登場する予定です。

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本リリースは、2011年5月26日(現地時間)にニューヨークで発表された共同リリースの翻訳です。