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MasterCardがTravelexのプリペイドカード管理事業資産を買収
平成22年12月10日
ペイメント・ソリューションで世界をリードするMasterCard Worldwide (本社:ニューヨーク州パーチェス、以下、MasterCard) とTravelex(本社:ロンドン)は、MasterCardがTravelexのプリペイドカードプログラム管理(CPM)事業を現金2億9,000万ポンド(4億5,800万米ドル)で買収したと発表しました。この契約には、一定の業績目標の達成に応じ、最大3,500万ポンド(5,500万米ドル)の報酬が上積みされるアーンアウト条項が盛り込まれています。買収手続きは2011年上半期中に完了の予定です。 MasterCardは、Travelexが金融機関や小売店、旅行代理店、外貨両替店など世界各地のビジネスパートナーに提供する、消費者および企業向けの旅行用プリペイドカードの管理・発行事業を取得します。またこれには、企業が複数の通貨にまたがって給与、日当、経費を精算するための業務用プリペイドカードの管理代行業務も含まれます。ただし、この買収を機にMasterCardがプリペイドカードを直接発行する計画はありません。 今回の買収に伴い両社は、Travelexの店頭やオンラインで販売されているプリペイドカード「Travelexキャッシュパスポート」プログラムについても、MasterCardが管理サービスを提供する長期契約を締結しました。世界最大の外貨両替専門店Travelexは、成長著しい旅行用プリペイドカード市場のパイオニアであり、「Travelexキャッシュパスポート」を発行し、海外旅行の際のお金の所持や支払いを安全かつ便利にするサービスを提供しています。 この買収は、MasterCardとTravelexの長年にわたる強固なパートナーシップの延長上にあります。昨年この二社は、Travelexのカード事業の大半をMasterCardブランドでの運用に移行することで合意し、またTravelex がMasterCard Integrated Processing Solutions (IPS)のプリペイド取引処理手続きをグローバルで導入するなど、関係を深めてきました。MasterCard IPSは、金融機関向けに提供する、拡張性、信頼性、安全性、柔軟性に優れた世界トップクラスのデビットおよびプリペイド決済処理ソリューションです。 MasterCardの社長兼最高経営責任者アジェイ・バンガ(Ajay Banga)は次のように述べています。「TravelexのCPM事業買収は、MasterCardがグローバルなプリペイド事業を戦略的重点項目として取り組んでいる姿勢をはっきりと示すものです。この買収により、プリペイド市場のバリューチェーンにおけるMasterCardの役割は一層拡大し、高成長市場を見込める国際決済業務の分野を中心に、現金やトラベラーズチェックに代わる存在として、プリペイド市場の新時代を拓くことが可能になります。」 TravelexのCEOであるピーター・ジャクソン(Peter Jackson)氏は次のようにコメントしています。「CPM事業の売却により、当社はアジアや南米などの高成長地域や、成長性の見込めるeコマース分野などへの投資を加速させることができます。当社にとってMasterCardは素晴らしいパートナーであり、当社のお客様には今後もさまざまな利便性を備えたTravelexキャッシュパスポートをお届けしてまいります。この1年の間に、当社がグローバルに事業を拡大し好調な業績を上げたことが、このたびの事業売却に結びついたのだと思います。」 この買収により、MasterCardは戦略的事業目標に向かい、さらに前進します。TravelexからCPM事業を譲り受けることにより、MasterCardのグローバルなプリペイド事業資産が強化され、米国以外でのプリペイド市場への参入と成長を早期に達成することが可能になります。今回の買収は、世界中のパートナーやカード発行会社と連携してMasterCardのプリペイドカードが発行されることにより、最先端のソリューションを市場に提供するという当社の事業方針に沿ったものです。 また、Travelexはこの事業の売却により、グループ全体の投資リソースを拡大することができます。Travelexは今後もリテール顧客や企業顧客に対する両替業務および国際決済業務に力を入れ、アジアや南米をはじめとする急成長中の新興市場における一層の事業拡大に努めます。Travelexのチャネルを通じたカードのリテール流通については、今後も戦略的優先項目として取り組んでいきます。また今回の買収に伴い、Travelexが売却益の一部を優先債務ファシリティの減枠にあてることで貸し手と合意しました。 プリペイド事業は、ペイメントカードの中で最も急成長している項目の1つです。MasterCardの委託によりボストン・コンサルティング・グループが行った2010年の調査によれば、世界のプリペイドカード取引は2017年までに8,400億米ドルを超えると予想され、これは年平均22%の成長に相当します。また、同調査によれば、旅行者向けのオープンループ型プリペイドカード市場は、同期間に年平均31%の勢いで拡大すると予測されています。 MasterCardは今回の買収取引の影響として、2011年の1株あたり利益が0.04ドル希薄化すると予想しています。これは償却費用および1回限りの取引費用および統合費用によるものです。また、2012年については中立的、2013年以降は収益にプラスの影響を与えると見込んでいます。 関連資料は、ウェブサイト(www.mastercard.com)の投資家向け情報(Investor Relations)のセクションからご利用いただけます。
将来の予測に関する記述について
また、実際の業績は、MasterCardの事業全般に広く関連する数々の理由により、このような将来の予測に関する記述と著しく異なる場合があります。その理由には、MasterCard Incorporatedが2010年中に米国証券取引委員会(SEC)に提出した2009年12月31日を末日とする年次報告書(Form 10-K)、四半期報告書((Form 10-Q))、臨時報告書(Form 8-K)など、SECへの提出書類に記載されたものが含まれます。ここに挙げた以外の要素によっても、業績が予想と著しく異なる場合があります。
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