ニュース編集室

MasterCard景気動向についての消費者意識調査:
アジア/太平洋地域の消費者は全体的に楽観傾向を維持


平成22年12月6日

ペイメント・ソリューションで世界をリードするMasterCard Worldwide (本社:ニューヨーク州パーチェス、日本地区 社長:ロバート・R・ルートン、以下、MasterCard) は、アジア/太平洋、中東、アフリカ地域の24市場1を対象に半期に一度実施している「景気動向についての消費者意識調査(MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidence) 」の最新版の結果を発表いたしました。

[ 1 調査対象の市場は以下の通りです。
(アジア/太平洋地域)日本、オーストラリア、中国(香港を除く)、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム(中東地域)エジプト、クウェート、レバノン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(アフリカ地域)ケニア、モロッコ、ナイジェリア、南アフリカ ]

今回の結果から、アジア/太平洋、中東、アフリカ地域の消費者は慎重ながらも依然として楽観傾向が見られることが明らかになりました。消費者指数は、半年前の前回調査からわずかに低下が見られるものの、地域全体では1年前よりも高い結果となりました。

アジア/太平洋地域でみると、全体の指数(今回68、半年前69.1)は多少後退しています。しかしながら、1年前の世界金融危機の頃の66.3より改善しています。5つの調査項目の中で最も楽観的な傾向が見られたのは「固定収入」(71.6)で、半年前(73.5)よりは低下したものの、1年前(65.5)からは改善が見られました。最も楽観傾向が低かったのは「生活の質」(64.7)ですが、それでもここ2年間では最も高い結果となり、金融危機以前の水準(2007年下期の66.7)に徐々に回復しつつあることがうかがえます。

「景気」に関する指数(70.6)は、半年前(72.6)、1年前(71.4)よりは若干低下しましたが、70を超える指数はこの地域においては過去5年間で最も高い水準にあります。同様に「雇用」(67.5)については過去5年間で2番目に高い結果となりました。一方、「株式市場」(65.8)は、半年前(68.3)、1年前(67.5)に比べて低下しました。

MasterCard Worldwide、アジア/太平洋、中東、アフリカ(APMEA)地域市場開発担当グループエグゼクティブのイベット・オー(Yvette Oh)は次のように述べています。「今回の結果は、消費者が金融危機による最悪の時期は脱したと感じているものの、今後数カ月の見通しについては依然として慎重な姿勢を崩していないことを示しています。そうした意識の背景には、インフレによる不透明感や、地域内の各国政府が講じているさまざまな金融引き締め策、危機後の全般的な成長率の鈍化などがあります。しかしながら、「景気」「雇用」「生活の質」に対する消費者の意識がここ数年で最も力強いものとなったことは、明るい兆しと言えるでしょう。」

アジア/太平洋地域で消費者が最も楽観的な見通しを持っていたのはベトナム(90.3)で、以下、シンガポール(86.1)、フィリピン(80.1)の順となりました。日本(20.2)は今後数カ月の見通しについて依然として悲観的で、半年前(27.8)、1年前(24.4)に比べて総合指数が一段と低下しています。ニュージーランド(53.3)は辛うじて楽観傾向を保ってはいるものの、半年前(65.9)、1年前(69.7)と2回続いた高い楽観傾向は後退に転じました。

この地域の成長の原動力である中国(79.4)とインド(73.0)は引き続き楽観傾向を維持していますが、中国では半年前(83.0)、1年前(85.3)より総合指数が悪化しています。これは、5つの個別項目すべてにおいて指数が低下していることを反映したもので、中でも「雇用」の指数は最も大きく落ち込みました(今回71.2、半年前79.8)。一方、インドでは5つの項目すべてにおいて楽観傾向が強まった結果、総合指数は上昇しました(半年前68.2、1年前68.8)。

タイの総合指数(57.3)は、過去4年間で最も高い数値を示し、フィリピン(80.1)でも1997年以来の高い指数となりました。フィリピンでは、「生活の質」(80.5)と「景気」(83.6)について、調査に加わった1995年以来の高い指数となりました。

中東およびアフリカ地域では、総合指数が半年前に比べて改善しています。中東全体では、総合指数が半年前より若干上昇しました(今回71.6、半年前69.2)。項目別では、「固定収入」(83.0)に最も高い楽観傾向が見られたのに対し、「株式市場」(63.2)については楽観傾向が最も低くなりました。市場別では、サウジアラビア(95.1)とカタール(83.6)が総合指数の上位を占めました。サウジアラビアは3年間で最も高い指数となりました。

アフリカの4つの市場全体の総合指数は、半年前の73.7から79に上昇しました。これには、ナイジェリア(今回94.3、半年前83.2)とケニア(今回87.3、半年前73.5)の躍進が大きく寄与しています。一方、モロッコ(65.3)は半年前(78.2)に比べて総合指数が大幅に悪化し、また南アフリカは2003年に調査対象に加わって以来最低の54.7となりました。

MasterCardが年に2回実施、発表している「景気動向についての消費者意識調査」は、本年度で18年目となる長期にわたるものであり、同地域において唯一の長い歴史をもった、景気に関する消費者意識の動向をはかる包括的な調査です。この最新の調査はアジア/太平洋、中東、アフリカ地域で2010年9月11日から11月11日にかけて、主要24市場において消費者計10,502人を対象に実施されました。

調査データは対面、電話、インターネットを使ったインタビューによって収集しています。「景気」、「雇用」、「株式市場」、「固定収入」、「生活の質」の5項目についての消費者信頼度を調査するもので、対象の国と地域の消費者が、今後半年間の自国の経済状態をどう見ているかを、指数によって総合的に評価しています。指数は信頼度において最も悲観的な(悪いと思う)場合は0、最も楽観的な(良いと思う)場合は100、中立的な(良くも悪くもないと思う)場合が50であり、指数が高いほど信頼度が高いことを示します。

 

# # #

 

MasterCardの一連の調査について
「家計における消費者意識調査(MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidence)」および「消費者の購買意欲回復度調査(MasterCard Worldwide Index of Consumer Purchasing Resilience)」は、アジア/太平洋、中東、アフリカ地域で半年ごとに実施しているMasterCard Worldwide Index調査の一環です。その他の主要な調査として、毎年「女性の社会進出度調査(MasterCard Worldwide Index of Women’s Advancement)」などを実施しています。

MasterCardはこれらの一連の調査以外にも、アジア/太平洋、中東、アフリカ地域内におけるビジネス・ダイナミクス、金融政策、および規制関連の活動について継続的な調査を実施し、Insightsレポートとして2004年から70以上のレポートを発行しています。また、MasterCardはユワ・ヘドリック-ウォン博士(Dr. Yuwa Hedrick-Wong)の執筆による、アジア地域の消費者について考察した4冊からなる一連の書籍もJohn Wiley & Sons.社より発行しています。

*MasterCard Worldwide IndexやInsightsレポートはwww.masterintelligence.com(英文)にて詳細をご覧いただけます。
*これら一連の調査やレポートはMasterCardの業績を示すものではありません。

 

MasterCard Worldwideについて
ペイメント・ソリューションで世界をリードするMasterCard Worldwideは、世界の商取引の要として機能し、あらゆる場面で人々の生活をより便利で楽にするプロダクトやサービスを提供しています。MasterCardは、フランチャイザー、プロセッサーならびにアドバイザーという役割を通して、ペイメント・ソリューションを提供し、世界中の金融機関、数多くの企業、加盟店、カードホルダーをつなぎ、商取引を推進しています。2009年には、世界でMasterCardカードを通じて2.5兆米ドルの取引が生まれました。世界で最も早いペイメント・プロセシング・ネットワークであるMasterCard Worldwide Networkは、1時間あたりに1億4千ものトランザクションを処理することができ、99.99%という非常に高い信頼性で、平均140ミリ秒のレスポンスタイムを実現しています。このネットワーク上で毎年220億ものトランザクションがプロセシングされています。MasterCardは、グローバルに展開しているMasterCard®、Maestro®およびCirrus®のブランドファミリーと、その中核となるプロダクトであるクレジットやデビット、プリペイド、そしてMasterCard PayPass™やMasterCard inControl™といった革新的なプラットフォームや機能を提供し、世界で商取引を推進しています。現在MasterCardは世界210を超える国や地域の消費者とビジネスに役立っています。詳細はホームページwww.mastercard.co.jp をご覧下さい。TwitterでMasterCardのニュースをフォローするには@mastercardnewsよりご登録ください。