ニュース編集室

MasterCard、アリババグループのアリペイと提携し
香港、マカオ、台湾でのオンライン決済サービスを提供

平成22年5月25日

ペイメント・ソリューションで世界をリードするMasterCard Worldwide (本社:ニューヨーク州パーチェス、以下、MasterCard) は本日、中国最大の独立系決済プラットフォームを提供する支付宝(以下、アリペイ)と提携し、香港、マカオ、台湾においてオンライン決済サービスを提供することを発表いたしました。この提携は、三市場での国境を越えた取引を推進することを狙いとしています。今後、阿里巴巴集団(以下、アリババグループ)により設立された中国最大の流通プラットフォームであるTaobao.com(淘宝:以下、タオバオ)での商品購入の際に、MasterCardのブランドのついたカード(以下、MasterCardカード)を支払い方法として選べるようになります。

この提携により、香港、マカオ、台湾で発行されたMasterCardカードをお持ちのお客様(以下、MasterCardカードホルダー)は、タオバオで3Dセキュア1 を利用したカード決済が可能になり、オプションメニューから「MasterCard」を選ぶことで支払いができます。さらに、「取引保証」機能により、中国本土以外のカードホルダーに安全なオンライン・ショッピング環境を提供します。中国の消費者の間で、海外のオンライン・ショップでの買い物への関心が増している一方で、タオバオで取り扱われている商品は、中国国外の消費者から注目されてきています。

[ 1  3Dセキュアとは、事前に登録した独自のインターネット専用パスワードを利用して、購入者がカード所有 者本人であるかを、発行カード会社と本人の間で直接確認・認証することで、 第三者のカード不正使用を防止する仕組み。MasterCardでは、MasterCard® SecureCode™(マスターカード・セキュアコード)という名前で3Dセキュアを提供している。  ]

MasterCardが実施したアジア/太平洋、中東、アフリカ地域(APMEA地域)の14市場のオンライン・ショッピングに関する最新の調査から、グレーターチャイナ地域の回答者の傾向をみると、オンライン取引の信頼度をあげるために決済時のセキュリティ強化を求めている回答者は75%以上にのぼりました。オンライン・ショッピングは便利だと答えている回答者は約85%で、これは、APMEA地域の平均78%を上回ります。また、オンライン・ショッピングが必要不可欠だと考える回答者の割合は、中国で57%、台湾で44%、香港で25%となっています。

阿里巴巴(アリババ)のオンライン決済プラットフォームであるアリペイの最高経営責任者である彭蕾(Lucy Peng)氏は、次のように述べています。「アリババグループは、今後10年間で、世界10億人の人々にオンライン・ショッピングのプラットフォームを提供したいと考えています。アリペイは、決済サービスプロバイダとして、グローバルなショッピング体験を望む中国の消費者と、中国国内で取り扱われている商品の購入を望む外国人消費者の需要を促進することを目指しています。この度のMasterCardとの提携により、国際市場におけるシェアの拡大、革新的な決済技術の開発、そして世界の電子商取引の発展に貢献していきます。」

MasterCard Worldwideのグレーターチャイナ地域担当ジェネラル・マネージャーであるリン・ハイ(Ling Hai)は次のように述べています。「中国では、オンライン決済が確かに流行してきており、オンライン・ショッピングによる総取扱高は推定2,500億人民元(約3.3兆円)に上ります2。MasterCardは、電子商取引市場のリーダーであるアリペイと、戦略的な提携が結べることを嬉しく思います。今回の提携では、MasterCardとアリペイ、両社の技術的ノウハウとグローバル・ネットワークを活用することで、グレーターチャイナ地域の消費者に、大幅に向上したオンライン・ショッピング体験を楽しんでいただけるものと、確信しています。」

2 出典:CNNIC Online Shopping Report 2009 ]

Alibaba.com(アリババドットコム)について
アリババドットコムはB2B eコマース業界における世界的リーディングカンパニーであり、アリババグループの基幹企業でもあります。1999年の設立以来、アリババドットコムは3つのマーケットプレイスを通して世界中の数多くのバイヤーとサプライヤーのビジネス活性化を支援してきました。アリババドットコムは現在、グローバルトレード・マーケットである国際サイト(www.alibaba.com)、中国国内取引のための中国サイト (china.alibaba.com)、日中間の輸出入を支援する日本サイト(www.alibaba.co.jp)の3つのマーケットプレイスを運営しており、240以上の国と地域の4,700万人以上のユーザーが利用しています。また、中国国内の中小企業に対して、ビジネス管理ソフトウェアソリューションやインターネット基盤サービスを提供、更に、「アリ学院」を通して電子商取引ノウハウの啓蒙と教育を進めています。杭州(中国)で創立されたアリババドットコムは、現在中国の60以上の都市と、日本、韓国、ヨーロッパ、アメリカに事業所があります。

支付宝(アリペイ)について
アリペイは、ユーザー数と総取引量の両方において、中国をリードするオンライン決済サービスを提供しています。アリババグループのメンバーとして、個人と企業による、安全で簡単、迅速なオンライン決済を実現します。アリペイは、エスクローサービスのように機能することで、中国での決済リスクの問題を解決します。

2004年に設立されたアリペイは、中国の電子商取引のあらゆる分野を網羅する、最も人気で幅広く使用されているオンライン決済ツールであり、急速に業界標準となりつつあります。2010年3月14日までのアリペイのユーザー数は3億人、1日あたりの取引件数は500万件以上、金額にして12億人民元を上回ります。

アリペイは、アリババとタオバオのマーケットプレイス以外の加盟店も対象にオンライン決済を展開しており、46万以上の国外の加盟店からオンライン決済プラットフォームとして選ばれて続けています。

アリペイの製品とサービスは、信頼に基づき開発されています。アリペイは、各オンライン取引の安全性を保証するだけでなく、インターネットユーザーが自ら安全なオンライン決済環境を促進する信用のプロファイルを作成できるよう支援しています。

アリペイを提供するにあたり、アリババは、中国のすべての大手銀行や、MasterCardおよびその他の金融機関と提携しました。アリペイは、先進的な電子商取引決済技術と高度なリスク管理システムにより、多くの銀行や金融機関の支持を得ています。

淘宝(タオバオ)について
タオバオは、2003年5月10日にアリババグループの投資により設立されたアジア最大のネットショッピング・サイトであり、人々に選ばれるネットショッピングのグローバル・ネットワークの構築を目指しています。タオバオは現在、C2C(消費者間取引)とB2C(企業・個人間取引)の2つの主要分野で事業を展開しています。

2009年第1四半期現在、タオバオの登録ユーザー数は1億4,500万人を超え、中国人によるオンライン取引の圧倒的多数を占めており、2008年の通年の取引高は999億6千万人民元を上回っています。

2009年第1四半期の第三者機関による調査によると、タオバオは、中国のオンライン取引の80%以上の市場シェアを占有しています。

タオバオは現在、インターネットの新興企業として、インターネットユーザーの大半に選ばれる企業となっています。2005年10月には、5年間で100万以上の雇用機会を創出し、タオバオの従業員数を拡大しつつ、企業家精神も支援すると発表しました。第三者機関の調査によると、2008年時点で、タオバオは、57万以上の直接雇用を創出し、地域社会に貢献しています。

 

# # #

 

MasterCard Worldwideについて
MasterCard Worldwideは、世界中の金融機関、数多くの企業、カードホルダー、加盟店をつなぎ、グローバルな商取引を推進しています。MasterCardは、フランチャイザー、プロセッサーならびにアドバイザーという役割を通して、ペイメント・ソリューションを提供し、毎年およそ220億に及ぶ取引をシームレスに処理するかたわら、カスタマーである金融機関およびカード発行会社や加盟店に対して業界をリードする分析やコンサルティングサービスを提供しています。MasterCard®、Maestro®およびCirrus®のブランドファミリーを通じてMasterCardは世界210を超える国や地域の消費者とビジネスに役立っています。詳細はホームページwww.mastercard.co.jp をご覧下さい。TwitterでMasterCardのニュースをフォローするには@mastercardnewsよりご登録ください。