ニュース編集室

日本の消費者は、今後半年間の景気動向について引き続き
慎重な展望を示す:MasterCard調査

- 「景気動向についての消費者意識調査」結果から、
若年層の方がより楽観傾向が強いことが明らかに -

平成22年5月18日

ペイメント・ソリューションで世界をリードするMasterCard Worldwide (本社:ニューヨーク州パーチェス、在日代表:福本英雄、以下、MasterCard) は本日、「景気動向についての消費者意識調査(MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidence)」の最新結果を発表いたしました。同調査によると、今後半年間の展望について、アジア/太平洋地域全体で、消費者の間に安定した楽観傾向が見られた一方で、日本の消費者は依然として悲観的な展望を示しています。

日本の総合指数(27.8)は、半年前の調査時(24.4)に比べると若干の改善を示しているものの、調査対象の全24市場の中で最も低い結果でした。個別の項目ごとに見ると、「株式市場」(今回44.1、半年前36.6)、「固定収入」(今回17.4、半年前13.5)、「景気」(今回37.0、半年前34.2)、「雇用」(今回29.7、半年前23.6)の4項目について半年前より改善が見られました。一方で、「生活の質」(今回11.0、半年前14.3)についてはより悲観傾向が強まっています。

アジア/太平洋地域全体では、消費者信頼度の平均総合指数は半年前から上昇しており(今回69.1、半年前66.3)、調査対象となった14市場のうち8市場が、今後に向けて楽観的な傾向を示しています。

ベトナム(93.7)、シンガポール(86.6)、中国(83.0)は引き続き、アジア/太平洋地域のどの市場よりも高い消費者信頼度を示しました。マレーシア(今回71.7、半年前63.5)、フィリピン(今回84.6、半年前69.9)、シンガポール(今回84.3、半年前67.5)、台湾(今回64.3、半年前47.2)では、「固定収入」の見通しに対する信頼度が、半年前から改善しました。

地域全体を通じて、30歳未満の回答者の方が、30歳以上よりも楽観的であるという傾向が継続しており、前者の消費者信頼度は平均73.0、後者は67.4となりました。この傾向は、ニュージーランド(30歳未満77.2、30歳以上61.8)、香港(30歳未満83.3、30歳以上74.4)、シンガポール(30歳未満92.0、30歳以上84.0)、フィリピン(30歳未満64.4、30歳以上56.7)で特に顕著となりました。日本においても同じ傾向がみられます(30歳未満33.2、30歳以上26.1)。しかし、韓国では、30歳以上の回答者の方が、30歳未満の回答者と比べてより楽観的な傾向を示しました(30歳以上56.0、30歳未満47.7)。

フィリピンにおける楽観的な傾向(今回59.3、半年前49.7)は大幅に上昇し、今後半年間につき、「固定収入」(今回84.6、半年前69.9)、「景気」(今回58.0、半年前46.4)、「雇用」(今回53.7、半年前43.4)への楽観的な見通しが高まりました。しかし、中国では、今後半年間の株式市場に対する悲観的な傾向が強まったことにより(今回67.9、半年前74.2)、消費者信頼度は半年前から微減(2.3)しました。

本年度で18年目を迎えるMasterCardの「景気動向についての消費者意識調査」は、アジア/太平洋地域で最も包括的かつ長期にわたり実施されている消費者意識調査です。年に二回発表される本調査は、「景気」、「雇用」、「株式市場」、「固定収入」、「生活の質」の5つの経済指標に基づき、今後半年間の市場への一般的な見通しに関し、消費者信頼度を測定するものです。指数は、最も悲観的な(悪いと思う)場合は0、最も楽観的な(良いと思う)場合は100、中立的な(良くも悪くもないと思う)場合が50として算出されます。

この最新の調査は2010年3月15日から4月12日にかけて、24市場1の消費者1万503人を対象に実施されました。調査データは対面、電話、インターネットを使ったインタビューによって収集しています。

MasterCard Worldwide、アジア/太平洋地域の経済アドバイザーであるユワ・ヘドリック-ウォン博士(Dr. Yuwa Hedrick-Wong)は次のように述べています。「アジア/太平洋地域の景気は昨年の下半期には既に回復傾向にあり、地域全体としての回復の勢いは今年も増しています。この地域の消費者は、2008年の世界金融危機の際に、自由裁量支出の大幅な削減をいち早く行いましたが、現在では信頼度が高く、自由裁量支出を大幅に拡大し、予備的貯蓄を削減する準備があるように思われます。そのため、アジア/太平洋地域で、消費者信頼度と消費の拡大がこのように安定していることは、今後年末までの企業投資の拡大に向けた良い兆候であり、景気回復の勢いに貢献するものと思われます。」

[ 1 調査対象の市場は以下の通りです。
(アジア/太平洋地域)日本、オーストラリア、中国(香港を除く)、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム
(中東地域)エジプト、クウェート、レバノン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦
(アフリカ地域)ケニア、モロッコ、ナイジェリア、南アフリカ ]

 

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*これら一連の調査やレポートはMasterCardの業績を示すものではありません。
*MasterCard Worldwide IndexやInsightsレポートはwww.masterintelligence.com(英文、一部和文有り)にて詳細をご覧いただけます。

MasterCard Worldwide Index™ of Consumer Confidenceについて
MasterCardが実施しているMasterCard Worldwide Index of Consumer Confidenceは、過去18年間にわたり収集された合計20万件以上のインタビューによって得られた記録であり、アジア/太平洋地域においてその規模と歴史において他に類を見ません。

MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidenceは、アジア/太平洋地域における最も包括的かつ歴史のある消費者意識調査です。同調査はその正確性により、同地域における消費者の意向を示す優れたバロメーターとして実績を重ねています。1997年6月のMasterCard Worldwide Index調査では、消費者意識の悪化が示されており、実際その1カ月後にタイの通貨危機がアジアの金融危機を引き起こしました。最近の例では、2003年6月の調査で香港の「雇用」の指数が20.0という低指数を示しましたが、実際2003年9月には失業率8%という報告が出ています。

本調査は1993年の第2四半期に調査を開始して以来、毎年2回実施されています。2004年から中東、アフリカ地域が調査対象に加えられました。現在調査の対象となる24の市場は、日本、オーストラリア、中国(香港を除く)、エジプト、香港、インド、インドネシア、ケニア、クウェート、レバノン、マレーシア、モロッコ、ニュージーランド、ナイジェリア、フィリピン、カタール、サウジアラビア、韓国、南アフリカ、シンガポール、台湾、タイ、UAE(アラブ首長国連邦)、ベトナムです。最新の調査は、2009年10月1日から11月9日にかけて実施され、中国とインドでは800サンプル以上、その他の市場では400サンプル以上をとり、消費者計10,623人から得た回答に基づいています。

MasterCard Worldwide Indexは、信頼度において最も悲観的な場合は0、最も楽観的な場合は100、中立的な場合が50であり、指数が高いほど信頼度が高いことを示します。「雇用」、「景気」、「固定収入」、「株式市場」、「生活の質」の5項目についての経済信頼度を調査し、対象の国と地域の消費者が、今後半年間の自国の経済状態をどう見ているかを、指数によって総合評価するものです。この調査は1年に2回、6月と12月に発表されます。同調査のサンプリングエラーは中国、インド、エジプト、南アフリカというサンプルの多い市場では±3%ポイント、その他の市場では±4%ポイントで、90%の信頼水準を誇っています。

 

MasterCardの一連の調査について
「家計における購入優先度調査(MasterCard Worldwide Index of Consumer Purchasing Priorities)」および「消費者の購買意欲回復度調査(MasterCard Worldwide Index of Consumer Purchasing Resilience)」は、アジア/太平洋、中東、アフリカ地域で実施しているMasterCard Worldwide Index調査の一環です。その他の主要な調査として、「景気動向についての消費者意識調査(MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidence)」、「女性の社会進出度調査(MasterCard Worldwide Index of Women’s Advancement)」などを実施しています。

MasterCardはこれらの一連の調査以外にも、アジア/太平洋地域内におけるビジネス・ダイナミクス、金融政策、および規制関連の活動について継続的な調査を実施し、Insightsレポートとして2004年から70以上のレポートを発行しています。また、MasterCardはユワ・ヘドリック-ウォン博士(Dr. Yuwa Hedrick-Wong)の執筆による、アジア地域の消費者について考察した4冊からなる一連の書籍もJohn Wiley & Sons.社より発行しています。

 

MasterCard Worldwideについて
MasterCard Worldwideは、世界中の金融機関、数多くの企業、カードホルダー、加盟店をつなぎ、グローバルな商取引を推進しています。MasterCardは、フランチャイザー、プロセッサーならびにアドバイザーという役割を通して、ペイメント・ソリューションを提供し、毎年およそ220億に及ぶ取引をシームレスに処理するかたわら、カスタマーである金融機関およびカード発行会社や加盟店に対して業界をリードする分析やコンサルティングサービスを提供しています。MasterCard®、Maestro®およびCirrus®のブランドファミリーを通じてMasterCardは世界210を超える国や地域の消費者とビジネスに役立っています。詳細はホームページwww.mastercard.co.jp をご覧下さい。TwitterでMasterCardのニュースをフォローするには@mastercardnewsよりご登録ください。