ニュース編集室

MasterCard、最新の海外旅行傾向を発表
2008年下半期、アジア/太平洋地域の海外旅行者数は成長の見込み

-シンガポール、中国、韓国、タイは二桁成長
アジア/太平洋地域からの旅行者の半数以上をマレーシアと中国が占める-

平成20年8月6日

MasterCard Worldwide (本社:ニューヨーク州パーチェス、以下、MasterCard) は、最新の「MasterCard Worldwide Index™」海外旅行傾向予測を発表しました。これによると2008年下半期、アジア/太平洋全域に広がるインフレへの危機感にも関わらず、同地域では海外旅行者数が堅調に成長する見込みです。

対前年同期比で特に堅調な成長が見込まれる市場はシンガポール(23%)で、個人旅行・出張旅行による2008年下半期の海外旅行者数は400万人を超えると予測されています。健全な成長が見込まれるその他の市場としては、中国(12%)、韓国(11%)、タイ(10%)、香港(6%)などがあげられます。

MasterCard Worldwide、アジア/太平洋地域の経済アドバイザーであるユワ・ヘドリック-ウォン博士(Dr. Yuwa Hedrick-Wong)は次のように述べています。「グローバル経済の不透明感、およびインフレの拡大にも関わらず、アジア/太平洋地域における2008年下半期の海外旅行市場は堅調な成長を遂げる兆しを見せています。これは、世界的な信用収縮が所得や雇用に深刻な影響を与えていないこと、およびインフレの影響が航空運賃や宿泊費に転嫁されていないことが主な要因です。しかし、状況が変化すれば、見通しは大きく変わる可能性があります。」

アジア/太平洋地域からの海外旅行者は2008年下半期に8,830万人に上ると見込まれ、このうち半数以上をマレーシアと中国からの旅行者が占めています。同地域内では、マレーシアが最高水準の旅行者数を見込んでおり、2008年下半期の個人旅行・出張旅行による海外旅行者は2,520万人に上ると予測されています。中国は僅差で2位となり、2,440万人が旅行を計画していると予測されています。

年に2回実施される「MasterCard Worldwide Index」海外旅行傾向予測は、アジア/太平洋の12市場における海外旅行傾向の今後6ヶ月間の短期間予測調査です。本調査結果には、13市場(オーストラリア、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム1 )における都市部の中流階級の海外出張・個人旅行の傾向調査も含まれています。

過去12ヶ月間の個人旅行
アジア/太平洋地域は、引き続き、個人旅行の渡航先として最も人気がある地域となっています(87%)。今回も渡航先として最も好まれたのは日本(26%)で、この傾向は過去の調査を通して2 続いています。タイ(20%)、オーストラリア(19%)、香港(18%)がその後に続きました。過去の調査ではオーストラリアが2位を維持していましたが、今回はタイが僅差で2位となっています。

アジア/太平洋地域以外の地域において、個人旅行の渡航先として引き続き人気がある地域はヨーロッパ(32%)で、北米(29%)が続いています。

1 ベトナムは2004年度に、補足的な市場として調査対象に含まれました。
2 過去の調査結果とは、2003年度に開始した「MasterCard Worldwide Index™」の全調査結果です(実施中の調査内容は除外)。

回答者の約36%が過去12ヶ月間に海外旅行をしており、前回、前々回と比べると共に37%減少しています。アジア/太平洋地域内を旅行した海外旅行者数が最も多かったのはシンガポール(70%)、タイ(66%)、香港(63%)、マレーシア(43%)、中国(42%)で、同地域における個人旅行者数平均(36%)を大幅に上回りました。

調査を実施した13市場のなかで、前回と比べて個人旅行者数が増加したのは、中国、韓国、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナムです。タイの個人旅行者数は前回の55%から今回は66%に増加し、1年前の70%に迫る勢いです。韓国も1年前の20%から今回は31%に回復し、過去の調査平均(23%)を上回る結果となりました。これに対し日本は、前回調査時では31%が海外旅行に行っていましたが、今回は18%にまで減少し、過去の調査平均(25%)を下回りました。

男女別で見ると、過去12ヶ月間における女性の海外旅行者数(39%)は男性(33%)を上回りました。アジア/太平洋地域内で女性の旅行者数が最も多かったのは、タイ(76%)、シンガポール(73%)、香港(67%)となっています。

今回の調査でも、ほとんどの海外旅行者が友人(60%)や家族(59%)と旅行しています。単独での旅行(23%)は全市場を通じてあまり人気がありませんが、シンガポール(55%)、オーストラリア(34%)、インドネシア(29%)、およびニュージーランド(27%)は例外となり、興味深い結果となりました。

個人旅行時のアクティビティは、観光・景勝地を訪れる(63%)が引き続き最も多く、ショッピングの際に最も好まれるアイテムは、衣料品・身の回りのもの(59%)でした。

過去12ヶ月間の出張旅行
個人旅行と同様に、出張旅行で最も多く訪れた渡航先で上位を占めたのはアジア/太平洋地域内の国(87%)で、ヨーロッパ(14%)、北米(14%)がそれに続きました。アジア/太平洋地域内で出張旅行者が最も訪れた国は、引き続き、中国(30%)、シンガポール(18%)、香港(15%)、日本(14%)となり、過去の調査結果と一致しています。

地域内における過去12ヶ月間の出張旅行者総数(18%)は、前回、前々回、および過去の調査結果平均(全て19%)と比べてわずかに減少しています。しかし、シンガポール(今回40%、前回39%)、香港(今回27%、前回は20%)、中国(今回25%、前回24%)、マレーシア(今回14%、前回11%)、台湾(今回13%、前回7%)の回答者は、過去12ヶ月間で出張旅行が増加したと答えています。

インドネシアの回答者は、出張による海外旅行の機会が大きく減ったと答えています(今回9%、前回13%、過去の調査平均22%)。同様に、ニュージーランドの回答者も過去12ヶ月間で海外出張が減少したと答えています(7%、前回は13%、過去の調査平均15%)。

興味深いことに、今回の調査で初めて、アジア/太平洋地域のより多くの出張旅行者が、過去12ヶ月間(29%)は、その前の12ヶ月間(25%)と比較して海外出張が減少したと回答しています。約23%は、海外出張が増えたと回答しています。しかし出張旅行者(48%)の多くは、前回と比べて海外出張の必要性に変化がないと答えています。

アジア/太平洋地域の出張旅行者市場の多くが、引き続き男性に独占されているようです(男性22%、女性14%)。男性よりも女性の出張旅行者数の方が多い国は、シンガポール(女性41%、男性40%)、マレーシア(女性15%、男性13%)、オーストラリア(女性10%、男性6%)、およびニュージーランド(女性8%、男性5%)でした。

今回の調査では、タイ国際航空(14%)がシンガポール航空を抜き、出張旅行者に最も好んで利用された航空会社となりました。シンガポール航空は、過去7回の調査結果で首位を維持していましたが、今回は僅差で2位となり、キャセイパシフィック航空と並びました(13%)。

アジア/太平洋地域の海外旅行者の70%が、地球温暖化は旅行プランに影響を与えないと回答している一方で、影響を与えるとした回答者(30%)の10人に7人が、地球温暖化への懸念から海外旅行を控える可能性があるとしました。また、わずか10人に3人が、今後の海外旅行数を増やすと回答しています。このことは、地球温暖化が海外旅行市場に影響を与えるようになってきていることを示しています。前回調査時と比べて、地球温暖化への懸念から海外旅行を減らす可能性があると答えた回答者が増加した国はマレーシア(今回35%、前回26%)、フィリピン(今回29%、前回10%)、シンガポール(今回28%、前回21%)です。地球温暖化は旅行プランに影響しないと回答し、特に変化が見られなかったのは、台湾(86%)、ニュージーランド(85%)、ベトナム(83%)です。

今回の調査には、13市場から5,404人の消費者が参加しました。インドネシアを除く全市場において、2008年5月2日~5月26日の間に、400人以上の消費者を対象とした調査インタビューが実施されました。中国では600人の消費者を対象にインタビューを実施しています。調査の参加者は中間所得者層から高額所得者層に属する18歳以上の男女です。

 

2008年下半期「MasterCard Worldwide Index」海外旅行傾向予測
(日本の詳細は添付資料参照)。

  2008年下半期海外旅行予測人数 前年同期比増加率
日本 920万人 2.80%
オーストラリア 310万人 5.50%
中国 2,440万人 12.00%
香港 340万人 6.20%
インドネシア 270万人 3.50%
韓国 760万人 10.50%
マレーシア 2,520万人 5.90%
ニュージーランド 100万人 5.50%
フィリピン 100万人 5.20%
シンガポール 400万人 23.00%
台湾 460万人 1.70%
タイ 210万人 10.30%

 

海外旅行傾向予測MasterCard Worldwide Index of Travel:
MasterCard Worldwide Index海外旅行傾向予測は他のMasterCard Worldwide Index同様、アジア/太平洋地域を対象にした調査です。

消費者信頼度調査MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidence:
消費者信頼度調査MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidenceは、アジア/太平洋地域における最も包括的かつ歴史のある消費者信頼度調査で、今年15年目を迎えました。同調査はその正確性により、同地域における消費者の意向を示す優れたバロメーターとして実績を重ねています。同調査は今日、業界研究者、学者、および金融、政府、国際機関幹部の皆様から多くの支持をいただいています。

小売成長予測MasterCard Worldwide Index of Retail:
小売成長予測MasterCard Worldwide Index of RetailはMasterCard Worldwide Index of Travel同様、アジア/太平洋の12市場における小売売上成長の今後6ヶ月間の短期間予測調査です。卸売業や小売業のみでなく、娯楽産業、飲食業、旅行産業などにとっても影響力のある市場予測調査です。

女性の社会進出度調査MasterCard Worldwide Index of Women’s Advancement:
女性の社会進出度調査MasterCard Worldwide Index of Women’s Advancementは、社会経済学の観点から、アジア/太平洋の13市場の男女を「雇用市場への参加」、「学歴」、「管理職の割合」、「平均収入」の4項目について比較し、女性の社会進出度調査を計る調査です。

MasterCard Worldwide Indexの情報は、旅行業界や消費者の経済動向に基づくものであり、MasterCard Incorporated や、関連金融機関およびカード会社の業績や財政予測から構成されたものではありません。

 

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MasterCard Worldwideについて
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※本リリースに記載されている製品名および名称は各社の商標または登録商標です。
※MasterCard Worldwide Indexの詳細に関してはwww.masterintelligence.com (英文)にてご覧いただけます。