| 国名 |
スコア |
概 要 説 明 |
| 日本 |
29.0 |
日本の消費者は、2003年下半期に長く深い悲観傾向からの脱却を遂げて以降、2003年上半期のわずか17.4という数値から2005年上半期の45.4まで回復し、その後4調査つづけて60を上回る楽観傾向でした。その後、今より6ヶ月前から日本の消費者は再び揺れ動き、悲観傾向の兆しをみせていました。現在は、今後6ヶ月間の展望についてかなり悲観的です。 現在の消費者信頼度の指数は半年前(48.6)および一年前(66.8)を顕著に下回り、過去平均指数である31.5をも下回っています。「景気」(今回24.4、半年前50.4、一年前73.1)、「株式市場」(今回32.1、半年前58.5、一年前70.1)、「雇用」(今回34.5、半年前60.4、一年前81.5)、「生活の質」(今回19.5、半年前32.4、一年前54.1)がいずれも大幅に転落しました。 「固定収入」(34.5)はそこまで落ち込んでいないものの、半年前(41.1)と一年前(55.4)に比べると顕著に転落しており、他の項目と同様にここ数年の平均値を下回っています。 |
| オーストラリア |
42.8 |
半年前(64.9)および一年前(68.3)とは違い、オーストラリアの消費者は今後6ヶ月について悲観傾向に転じました。悲観傾向に転じたのは全体の指数だけではなく、「雇用」(今回39.8、半年前55.5、一年前63.7)、「景気」(今回38.8、半年前61.4、一年前68.8)、「株式市場」(今回44.0、半年前62.8、一年前75.8)、「生活の質」(今回32.7、半年前60.8、一年前58.7)についても下落しました。現在オーストラリアの消費者は過去最も悲観的であった56.8を下回るほどです。 唯一例外としてわずかに楽観傾向であるのが、「固定収入」(今回58.9、前回83.7、一年前74.5)ですが、オーストラリアの消費者は過去30回の調査全てにおいて「固定収入」については常に楽観的傾向にありました。しかしながら、現在の「固定収入」は楽観的ではあるものの1993年上半期に調査を開始して以来最も低い指数となっています。 |
| 中国 |
82.7 |
中国の消費者は北京を除いて半年前、一年前、そして過去平均に比べて引き続き非常に明確で強い楽観傾向をみせています。 中国全体では、「雇用」(今回81.7、半年前79.6、一年前75.3)について高い消費者意識を記録し、同程度に高い楽観傾向であったのが「固定収入」(今回91.0、半年前91.6、一年前90.2)で、比較的堅実な楽観傾向であったのが「株式市場」(今回71.2、半年前72.9、一年前72.5)でした。一方「景気」(今回84.4、半年前90.7、一年前92.0)と「生活の質」(今回85.3、半年前92.8、一年前90.1)はわずかに後退しているものの、共に強い楽観傾向を維持しています。
北京(77.9)は特に半年前と比較して5つの項目全てにおいてかなり顕著な下落を見せました。「雇用」以外の全ての項目についての展望が、一年前を大きく下回り、中でも「株式市場」(今回58.9、半年前75.4、一年前72.0)は最も大きく下落しました。
上海(95.2)は今回の調査で全ての項目において90を超えるかあるいは非常に高い指数を記録する極めて強い楽観傾向を示しました。「生活の質」(100)、「景気」(99.2)、「雇用」(95.9)、「株式市場」(91.0)は最高記録を更新しました。
広州(76.5)では、消費者は半年前(78.3)と一年前(74.5)、過去平均(74.6)に引き続き、今回も今後6ヶ月について極めて楽観的な傾向をみせました。「固定収入」(今回94.4、半年前85.4、一年前79.3)では、過去最高に高い楽観傾向をみせています。一方で、「景気」(今回71.9、半年前82.6、一年前79.3)及び「生活の質」(今回72.6、半年前90.5、一年前77.9)は過去数年にくらべて若干弱まっているものの、依然として極めて楽観的です。 |
| 香港 |
83.1 |
香港の消費者は当調査において過去9回続いている強い楽観傾向を維持しています。今回の結果は半年前(85.9)と一年前(84.7)から統計的に大きく変動してはいませんが、依然として、過去平均(56.6)を大幅に上回る結果となっています。 「雇用」(今回88.2、半年前93.6、一年前89.1)、「景気」(今回88.9、半年前91.2、一年前91.1)、「固定収入」(今回91.7、半年前92.3、一年前90.5)は前期に引き続き高い楽観傾向をしめしています。 「株式市場」(今回71.2、半年前69.3、一年前70.6)は健全に楽観的な数値をみせました。「生活の質」(75.5)も同様に健全な数値ではあるものの、近年の平均よりはやや低い結果となりました。 |
| インドネシア |
36.7 |
過去3回の調査において、インドネシアの消費者は今後6ヶ月の展望についてわずかに楽観的でした。しかしながら今回は、半年前(57.8)および一年前(53.5)、一年半前(62.5)、そして過去平均(65.7)と比較して顕著に低いというだけでなく、総合して悲観的という結果となりました。 「景気」(今回23.8、半年前51.4、一年前53.5)、「株式市場」(今回38.6、半年前58.4、一年前56.9)、「生活の質」(今回17.3、半年前52.0、一年前32.8)において激しい落ち込みをみせ、かなり悲観的あるいは極めて悲観的な傾向をみせています。「雇用」についての展望も同様に半年前(39.1)と一年前(41.4)に比べて今回は21.4と激しい落ち込みをみせています。上記の全ての要素が現在の総合の指数の下落に影響しているようです。 しかし、「固定収入」(今回82.4、半年前88.0、一年前82.8)は、1998年上半期をのぞく過去の調査時全てにおいてそうであったように、高い楽観傾向をみせています。実際、「固定収入」は、毎年賃金をあげるという政策によって、景気の良し悪しに関わらず、他の地域を常にしのいでいます。
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| 韓国 |
27.7 |
当市場では消費者信頼度は半年前(64.1)と一年前(48.5)から顕著に下落しました。今や過去平均(51.7)および過去30回の調査の大半の結果より低くなっています。 消費者は5つの項目全てにおいて、半年前および一年前よりはるかに悲観的であるという特徴のほかに、「雇用」(16.4)、「景気」(11.7)、「生活の質」(15.8)は深い悲観傾向をみせています。「固定収入」(今回45.9、半年前73.7、一年前58.6)と「株式市場」(今回48.7、半年前66.6、一年前70.2)は若干悲観傾向になる程度に留まりましたが、半年前と一年前を大きく下回っています。
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| マレーシア |
36.9 |
マレーシアの今回の結果は、5つの全項目において異常なまでに低い消費者信頼度となり、半年前(72.5)、一年前(71.0)、過去平均(72.8)の半分ほどの指数でした。先のアジア金融危機があった1998年上半期(23.8)および1997年下半期(31.5)ほどは低くはなりませんでした。今回の指数は調査を開始してから現在にいたるまでの、過去15年半全31回中3番目に低い結果となりました。 今回のマレーシアでの消費者信頼度は、2006年下半期(37.5)に近い結果となっており、「景気」(今回33.6、2006年下半期は39.2)と「生活の質」(今回31.2、2006年下半期は39.8)が今回の方が悪い結果であり、「固定収入」(今回39.5、2006年下半期は31.9)は当時を少し上回りました。
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| ニュージーランド |
37.1 |
ニュージーランドは半年前(56.3)、一年前(57.1)、一年半前(61.0)の過去3回の調査時では連続して若干の楽観傾向をみせていました。 しかし、今回は顕著な下落をみせ、過去平均(58.8)を下回る結果となりました。現在の指数は「雇用」(今回30.8、半年前51.9、一年前52.7)、「景気」(今回30.1、半年前53.4、一年前48.3)、「株式市場」(今回31.5、半年前56.5、一年前61.3)、「生活の質」(今回33.8、半年前39.5、一年前43.1)は一様に悲観傾向を示しています。 過去の良い時期、悪い時期全てにおいて、「固定収入」については楽観傾向を維持していましたが、今回は59.3と1993年下半期から29回の調査のなかで最も低い結果となりました。 |
| フィリピン |
43.2 |
フィリピンの今回の消費者信頼度は半年前(67.7)、一年前(64.6)、過去平均(50.8)を顕著に下回りました。3回連続で悲観傾向であった後に2006年上半期に楽観傾向に転じたものの、フィリピンの消費者は今一度悲観傾向に転じました。過去の全ての調査時から引き続く「固定収入」(78.4)についての楽観傾向をのぞいては、他の全項目についての消費者意識は、「雇用」(28.7)、「景気」(35.5)、「株式市場」(38.1)、「生活の質」(35.4)と、極めてまたはいくぶん悲観傾向にあります。 |
| シンガポール |
87.3 |
シンガポールの消費者は引き続きとても楽観傾向にあります。シンガポールの総合指数は半年前(83.6)および一年前(83.3)、過去平均(67.0)を含む過去15回に比べて高い結果となりました。しかし実際は、消費者意識は1999年下半期(92.7)と2000年上半期(87.4)ほどは高くありませんでした。 「株式市場」(80.0)、「生活の質」(79.0)が強い楽観傾向である一方で「景気」(93.4)、「雇用」(98.1)、「固定収入」(85.9)は極めて強い楽観傾向がみられました。これら全てが、シンガポールの今回の結果を過去最高記録に近いほどの数値に押し上げました。
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| 台湾 |
71.3 |
台湾の消費者は過去6回の調査において非常に悲観傾向にありました。しかしながら、現在は楽観的な期待に満ちているようです。この傾向は、比較的悲観傾向が強い半年前(29.7)、一年前(35.6)、そしてわずかに悲観傾向である過去平均(46.9)に対して明らかに現れています。 台湾の消費者は現在「雇用」(75.0)、「景気」(79.8)、「株式市場」(81.1)、「生活の質」(67.3)においてかなり楽観的な展望をいだいています。しかしながら、「固定収入」(53.6)では、そこまでの展望ではなくわずかな楽観傾向にとどまっています。少なくとも過去三年の間において、台湾の消費者は「株式市場」が基準の50.0をわずかに上回る程度といったいくつかの例をのぞいては、これらの経済指標についていくぶんまたは非常に悲観的でした。
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| タイ |
23.7 |
2005年下半期以来5回の調査でタイの消費者信頼度は大きく変動していましたが概して悲観的傾向にありました。今回の指数は2005年下半期以来最も弱い結果を示しています。今回の消費者意識は先のアジア金融危機の際の数値である1998年上半期(18.2)、1997年下半期(20.2)、そして1997年上半期(25.3)を彷彿させるものでしょう。 現在の消費者意識は半年前(44.2)、一年前(36.7)、過去平均(55.2)を明らかに下回っており、過去25回中23回の結果より下となっています。「固定収入」(50.5)をのぞく全ての項目において次のような非常に悲観的な傾向をみせました。「雇用」(22.2)、「景気」(16.2)、「株式市場」(17.2)、「生活の質」(12.6)。現在の「固定収入」にたいする意識は、わずかに楽観的または中立的であるものの、当市場における過去最低記録、またはそれに近い数値となりました。 |
| ベトナム |
86.2 |
これまでと同様、ベトナムの消費者は今後6ヶ月間について非常に楽観的です。前回の結果のように、「固定収入」(97.0)、「雇用」(91.2)については非常に強い楽観傾向をみせており、「景気」(今回84.0、半年前97.7、一年前97.8)、「生活の質」(今回86.0、半年前95.8、一年前96.5)は、依然として強い楽観傾向ではあるものの、過去に比べると大いに楽観傾向という結果ではありませんでした。「株式市場」(72.7)は楽観傾向にあり、半年前(87.0)よりは低く、一年前(68.5)よりはわずかに強まっていますが、過去の調査時の大半よりは弱いものとなりました。 ベトナムの現在の指数は、強い楽観傾向ではあるものの、半年前(94.3)、一年前(91.3)、過去平均(91.9)からは下落しました。2003年下半期にベトナムが調査対象に加わって以来最も低い結果となりました。 また、「景気」と「生活の質」についての消費者意識が、依然非常に楽観傾向であるにもかかわらず、過去最低となっているという事実も注目に値します。 |