ニュース編集室

「MasterCard Worldwide Index™」海外旅行傾向を発表
2008年上半期、金融市場の不安定感にも関わらず
アジア/太平洋地域の海外旅行者数は継続成長

- 日本の海外旅行者数は前年同期比1.8%増の850万人にのぼる見込み -

平成20年1月23日

MasterCard Worldwide (本社:ニューヨーク州パーチェス、以下、MasterCard) は、最新の「MasterCard Worldwide Index™」海外旅行傾向予測を発表しました。これによると2008年上半期、世界の金融市場の不安定・不透明感にも関わらず、アジア/太平洋地域では海外旅行者数が堅調に成長する見込みです。中でも対前年同期比で特に堅調な成長が見込まれる市場には、中国(12.4%)、オーストラリア(12%)、韓国(10.8%)、マレーシア(6.8%)、ニュージーランド(6.5%)、そしてフィリピン(5.9%)などがあげられます。

MasterCard Worldwide、アジア/太平洋地域の経済アドバイザーを務めるユワ・ヘドリック-ウォン博士(Dr. Yuwa Hedrick-Wong)は「世界の金融市場の不安定感にも関わらず旅行市場は引き続き成長する見込みです。これは2008年上半期も固定収入と雇用が伸び続けると予測されていることが理由といえます。」と述べています。

調査によると、日本の2008年上半期の海外旅行者数は、前年同期比1.8%増の850万人にのぼる見込みです。

全体的に見ると、アジア/太平洋地域からの海外旅行者は2008年上半期に7,950万人に上ると見込まれ、このうち4分の1以上を中国からの旅行者が占めています。中国では個人旅行・出張旅行ともに旅行者数の増加が見込まれており、前年同期の調査時は1,720万人であった旅行者数が、2008年上半期には2,160万人が旅行を計画していると予測されています。

またユワ博士は次のように述べています。「中国の旅行者数のこれほどの増加の背景には、中流階級の人口の増加があげられます。北京、上海、広州といった都市の人口が急激に増えており、2006年の中流階級世帯数は3,500万と推察されていますが、2016年には1億世帯にまで増加すると見込まれています。このことから、低予算の旅行の選択肢も伴い、中国の旅行者が2008年および今後数年における旅行産業に、ひき続き重大な影響を及ぼす有力なグループを形成することが予想できます。」

年に2回実施される「MasterCard Worldwide Index」海外旅行傾向予測には、13市場(オーストラリア、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム1)における都市部の中流階級の海外出張および個人旅行の傾向調査も含まれています。

アジア/太平洋地域のなかで旅行者に人気の渡航先として日本は引き続き首位(24.3%)で、オーストラリア(22.3%)、米国(18%)、中国(17%)が続いています。これに対し日本人の海外旅行者に人気の渡航先は、個人旅行では、米国(27.2%)、中国(11.2%)、オーストラリア(11%)でした。一方でビジネスを目的とした出張旅行の渡航先としては米国(36.6%)が最も多く、続いて中国(19.5%)、韓国と香港がそれぞれ9.8%でした。

環境問題と旅行
地球温暖化及びその環境への悪影響が世界的に話題となっていますが、回答者のほとんど(72.6%)が個人旅行および出張の計画にその懸念を反映させるということはないようです。環境問題を考えて個人旅行および出張を少なくすると答えた回答者は5分の1(20.3%)にとどまり、これに対し増やすと回答したのは7%でした。

ユワ博士は次のように述べています。「この結果からいくつかの解釈ができます。旅行が環境に及ぼす影響に関して、旅行者は旅行そのものと旅行が環境へもたらす悪影響をあまり関連付けて捉えていないといえるでしょう。旅行者は単に気にしていないのか、あるいは気にしていても他に代替手段がない為に旅行が環境へもたらす悪影響を旅行の計画へ反映させてないかどちらかでしょう。」

過去12ヶ月間の個人旅行2
回答者の多く(79.9%)が、個人旅行の渡航先として引き続きアジア/太平洋地域をあげています。これに対しヨーロッパをあげたものは32.7%、北米は25%でした。

地域全体を見ると、36.5%の回答者が過去12ヶ月間に海外旅行をしたと答えています。この結果は前回、および前々回とほぼ同じです。過去12ヶ月間で最も個人旅行をしている居住者が多い国としてここ7回の調査結果で連続して引き続き上位にシンガポール(72.4%)と香港(64.5%)、タイ(55.3%)があがっています。

その他の主なハイライト

  • 個人旅行者が旅行の際に気にする要素については、前回および前々回と同様の結果でした。セキュリティや安全について(58.5%)が最も多く、パスポートの紛失(32.1%)と言葉・コミュニケーションの問題(26.5%)がそれに続いています。
  • 地域全体の結果として、個人旅行時のアクティビティは、観光・景勝地を訪れる(57.1%)が最も多く、続いてショッピング(49.6%)、そしてエンターテイメント(42.1%)でした。
  • ショッピングの際に最も好まれるアイテムは、衣料品・身の回りのもの(55.2%)、及び現地の土産物・アンティーク・美術品(54.6%)が最も多く、食品(32.9%)と贅沢品/宝石/ブランド品(24.8%)がそれに続いています。

過去12ヶ月間の出張旅行2
出張旅行で過去12ヶ月間に最も多く訪れた渡航先としてはアジア/太平洋地域(87.9%)が最も多く、北米(15.1%)、ヨーロッパ(9.1%)が続いています。

中国(31.6%)、香港(17.1%)、シンガポール(15.5%)、そして日本(15.5%)が引き続き出張旅行者の渡航先として上位4位を占めており、これは過去5回の調査結果と同じです。

タイの海外出張者数が増えており、回答者のおおよそ半数(49.5%)が過去12ヶ月間に海外出張にでかけたと回答しています。半年前の前回の調査時には33.8%、前々回の一年前は32%でした。シンガポール(今回39%、これに対し前回は42.5%、前々回は40%)と韓国(今回26%、これに対し前回は26.8%、前々回は25%)が、最も海外出張者が多い市場として上位にあがっています。

台湾の出張旅行者は海外への渡航を減らしており、過去12ヶ月で海外へ出張旅行したと答えた回答者は前回14%だったのに対し、今回は7.3%にとどまっています。

その他の主なハイライト

  • 地域全体で、一年前と比べて過去12ヶ月間に海外出張が増えたと答えた回答者は39.5%でした。4分の1(24.9%)が減ったと答え、45.7%が変わらないと答えています。
  • 出張旅行者に最も好んで利用された航空会社はシンガポール航空(16.7%)で、これは2003年の調査開始以来変わっていません。タイ航空(15.5%)、中華航空(8%)、キャセイパシフィック航空(7.7%)がそれに続いています。
  • 地域全体で、海外出張者は渡航先で国際的な四ツ星ホテル(32.7%)に好んで宿泊しており、これに三ツ星の中級のホテル(25%)、国際的な五ツ星ホテル(21.9%)が続いています。

過去12ヶ月間の個人旅行・出張旅行の予約方法2

  • 半年前の前回の調査と同様、旅行代理店(43.6%)、インターネット(38.7%)、そして口コミ/友人の紹介/家族の紹介/同僚の紹介(37.2%)が個人旅行の渡航先の決定に影響している主な要素でした。特に旅行代理店を好んで利用するという回答者が多かった市場は、中国、香港、インドネシア、マレーシア、そしてベトナムでした。
  • 地域全体で、出張旅行者は42.5%と自社の旅行担当の部署を旅行の手配に良く使っています。31.6%が自分で手配すると回答しているのに対し、たった4分の1強(25.8%)が旅行代理店を利用していると答えています。これは特にオーストラリア、日本、そしてニュージーランドにおいてその傾向が顕著にみられます。

個人旅行者、出張旅行者の属性

  • 個人旅行者の属性は前回の調査と同様の結果で、女性と男性の割合はほとんど同じでした。女性の回答者のうち37%が個人旅行をしたと答えており、男性に関しては36%がそのように回答しています。30歳以下の回答者のうち、37%が過去12ヶ月の間に個人旅行をしたと答えています。31歳から45歳では38%が、46歳から55歳までは34%が、56歳以上では35%が過去12ヶ月の間に個人旅行をしたと回答しています。
  • 出張旅行者においては、男性の占める割合が引き続き女性の割合を上回っています。男性の回答者の22%が過去12ヶ月間でビジネスを目的とした海外旅行をしたと回答しており、これに対し女性は14%でした。全回答者のうち30歳以上で過去12ヶ月間に海外出張をしたと答えたのは17.0%で、31歳から45歳では21%が、46歳から55歳では21%が、56歳以上は12%がそのように回答しました。

今回の調査は、13市場(ベトナムは補足的な市場として調査対象に含まれています)の計5,411人を対象に、2007年10月8日から11月5日まで実施されました。中国におけるサンプルは600人ですが、その他12市場は400人を対象としています。中所得者から高所得者である18歳以上の男女を調査対象としています。

 

<各国の2008年上半期海外旅行傾向>

  2008年上半期海外旅行予測人数 前年同期比増加率
日本 850万人 1.80%
オーストラリア 280万人 12.00%
中国 2,160万人 12.40%
香港 310万人 5.60%
インドネシア 220万人 4.80%
韓国 660万人 10.80%
マレーシア 2,310万人 6.80%
ニュージーランド 100万人 6.50%
フィリピン 130万人 5.90%
シンガポール 290万人 4.50%
台湾 450万人 1.20%
タイ 190万人 3.60%

MasterCard Worldwide Index海外旅行傾向





MasterCard Worldwide Index of Travel (海外旅行傾向予測)について
MasterCard Worldwide Index海外旅行傾向予測は他のMasterCard Worldwide Index同様、アジア/太平洋地域を対象にした調査です。

MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidence (消費者信頼度調査)について
消費者信頼度調査MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidenceは、アジア/太平洋地域における最も包括的かつ歴史のある消費者信頼度調査で、今年15年目を迎えました。同調査はその正確性により、同地域における消費者の意向を示す優れたバロメーターとして実績を重ねています。同調査は今日、業界研究者、学者、および金融、政府、国際機関幹部の皆様から多くの支持をいただいています。

MasterCard Worldwide Index of Retail (小売成長予測)について
小売成長予測MasterCard Worldwide Index of RetailはMasterCard Worldwide Index of Travel同様、アジア/太平洋の12市場における小売売上成長の今後6ヶ月間の短期間予測調査です。卸売業や小売業のみでなく、娯楽産業、飲食業、旅行産業などにとっても影響力のある市場予測調査です。

MasterCard Worldwide Index of Women's Advancement (女性の社会進出度調査)について
女性の社会進出度調査MasterCard Worldwide Index of Women's Advancementは、社会経済学の観点から、アジア/太平洋の13市場の男女を「雇用市場への参加」、「学歴」、「管理職の割合」、「平均収入」の4項目について比較し、女性の社会進出度調査を計る調査です。

MasterCard Worldwide Indexの情報は、旅行業界や消費者の経済動向に基づくものであり、MasterCard Incorporated や、関連金融機関およびカード会社の業績や財政予測から構成されたものではありません。

______________________________________________________

1ベトナムは2004年に、補足的な市場として調査対象に含まれました。
2各カテゴリにおいて回答者が同じ質問に対し複数回答をしているため、割合の合計は必ずしも100%にはなりません。

 

# # #

 

Forward-Looking Statements(将来の予測に関する記述について)
本プレスリリースに記載されている歴史的事実を除くMasterCardの計画、戦略、信条、予想などは将来的な見通しを述べたものであり、1995年私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)のセーフハーバー条項に準拠しています。将来の予測に関する記述は発表日時点の見解に基づくものです。したがって、現行の米国連邦証券法に義務付けられている場合を除き、MasterCardは、実際の業績、財政状況の変化、予測・予想・前提条件の変化、一般経済や業界の状況の変化、またはその他本プレスリリースの作成後に生起しまたは存在する状況に合わせて、あるいは不測の事態を反映すべく、これらの記述を更新する意図はありません。MasterCardの2006年12月31日を末日とするForm 10-Kに基づく年次報告書及び2007年に提出するForm 8-Kに基づく臨時報告書といったSECへの提出書類に含まれる内容、ならびに障害、遅延、同社が戦略的イニシアチブを達成するための能力の欠如といった様々な理由により、実際の結果は異なります。ここに挙げた以外の要素によっても、業績が予想と著しく異なる場合があります。

MasterCard Worldwideについて
MasterCard Worldwideは、世界中の金融機関、数多くの企業、カードホルダー、加盟店をつなぎ、グローバルな商取引を推進しています。MasterCardは、フランチャイザー、プロセッサーならびにアドバイザーという役割を通して、ペイメント・ソリューションを提供し、毎年およそ160億に及ぶ取引をシームレスに処理するかたわら、カスタマーである金融機関およびカード発行会社や加盟店に対して業界をリードする分析やコンサルティングサービスを提供しています。MasterCard、MaestroおよびCirrusのブランドファミリーを通じてMasterCardは世界210を超える国や地域の消費者とビジネスに役立っています。詳細はホームページhttp://www.mastercardworldwide.com をご覧下さい。

※本リリースに記載されている製品名および名称は各社の商標または登録商標です。
※MasterCard Worldwide Indexの詳細に関してはwww.masterintelligence.com (英文)にてご覧いただけます。