ニュース編集室

<添付資料>

各国別の調査概要は以下の通りです。

国名 概 要 説 明
日本 日本の2008年上半期の小売売上成長率は、0.70%、小売売上は59兆2,000億円と予測されています。2008年の実質GDP成長率は前年より0.7%低い1.2%と見込まれています。しかしながら、実質個人消費成長率はわずかながら前年より0.2%高い1.4%と予測されています。
消費者信頼度は、全てのカテゴリが減少し、「総合スコア」では二桁の落ち込みを見せ48.6ポイントとなりました。2007年の失業率が最低レベルの3.8%を記録したことを受けて、「雇用」が最も大きい減少となり、21.1ポイント低下の60.4ポイントでした。
オーストラリア オーストラリアの2008年上半期の小売売上成長率は4.50%で、小売売上は1,002億オーストラリアドルと予測されています。インフレの促進が予想されることをうけて、また農産物の産業がふるわないことから、2008年の実質経済成長は前年から0.9%減速して3.0%と予測されています。
消費者信頼度は3.4ポイント減少して64.9ポイントでした。「生活の質」においては増加の傾向が見られましたが、「固定収入」「株式市場」「雇用」「景気」は逆に落ち着く傾向がみられました。
中国 中国の2008年上半期の小売売上は引き続き上昇傾向にあり、12.80%(小売売上4兆7,430億元)と全市場のなかで最も高い年成長率を記録しています。しかし実質GDP成長率はここ最近の傾向である二桁成長率が止まり、前年から1.8%低い9.5%という結果となりました。
中国の消費者信頼度は非常に楽観傾向で、「総合スコア」は1.5ポイント増加した85.5ポイントと、2003年以降で二番目に高い記録でした。
香港 香港の2008年上半期の小売売上成長率は10.50%で、小売売上は1,267億香港ドルと予測されています。世帯収入の増加、堅調な株式市場と投資の増大による比較的強い景気の改善がもたらされ、今年6.8%の増加が見込まれています。
消費者信頼度は、全カテゴリーのポイントがそれぞれ微増したことから「総合スコア」が1.2ポイント増加しました。
インドネシア インドネシアの2008年上半期の小売売上成長率は12.60%、小売売上は243兆6,000億ルピアと予測されています。歳出や投資、また世帯消費の健全な伸びからGDP成長率は6.5%と予測されています。
消費者信頼度は4.3ポイント増加して57.8ポイントでした。「生活の質」における信頼度が最も増加して19.2ポイント増の52.0ポイントとなりました。
韓国 韓国の2008年上半期の小売売上成長率は8.20%で、小売売上は77兆6,000億ウォンと予測されています。実質GDP成長率予測は、前年と変わらず4.8%です。実質個人消費成長率は4.0%と見込まれており、前年よりわずかに0.3%の落ちこみを示しています。それにも関わらず、韓国の経済は堅調に成長をつづけているようです。
消費者信頼度は15.6ポイント大幅増加し、中立の立場をしめす50ポイントを大きく上回って64.1となりました。「株式市場」を除いて、全てのカテゴリーでスコアが増加しています。
マレーシア マレーシアの2008年上半期の小売売上成長率は6.70%で、小売売上は405億リンギットを予測しています。2008年の実質GDP成長率は、前年に比べて比較的緩やかな4.8%と予測されている一方で、政府によるインフラ改革や発展に向けての改革への関心の高まりが経済活動を支援することとなるでしょう。
消費者信頼度は今回の調査で急成長し、1.5ポイント上昇した72.5となり、高スコアであった2004年の84.0ポイントと同水準にまで近づいています。
ニュージーランド ニュージーランドの2008年上半期の小売売上成長率は2.40%で、小売売上は189億ニュージーランドドルを予測しています。実質GDP成長率には顕著な停滞が見られ、1.9%になると予測されています。対前年比1.5%の減少は消費価格の高騰と個人消費成長の減少がもたらすものと見られています。
この傾向は、消費者信頼度が前回から0.8ポイント減少して56.3ポイントとなったことを背景としています。しかしながら、「生活の質」は下落したものの、「固定収入」、「雇用」、「景気」、「株式市場」の見通しは好調でした。
フィリピン フィリピンの2008年上半期の小売成長予測は9.50%で、小売売上は4,893億ペソに及ぶと予測されます。2007年に大幅に増加した(20%)海外からの送金額がフィリピンの送金の半分が交わされている相手国である米国の景気悪化を背景に抑えられると見られています。輸出の成長率は堅調さを維持し、国内需要を部分的に相殺すると予測されています。
消費者信頼度は前回調査を3.1ポイント上回る67.7ポイントとなりました。最高スコアだったのは、「固定収入」で1.5ポイント上昇して96.0となりました。「生活の質」以外すべてにおいて増加を示しました。
シンガポール シンガポールの2008年上半期の小売成長予測は4.20%で小売売上は176億シンガポールドルを予測しています。減少は見られるものの、実施GDP成長率は昨年から2.5%減少の5.0%と未だ健全な見通しです。経済における成長の原動力となっている2大要素である電子機器および製薬への世界の需要低下が、2008年の経済活動を緩和に導く重要な根幹要素であると見られています。さらに、実質個人消費は2007年の製品およびサービスに対する2%の増税にもかかわらず堅調さを維持すると予測されています。
消費者信頼度は、前回から0.3ポイント上昇した83.6であり、過去7年間における最高スコアでした。
台湾 台湾の2008年上半期の小売売上成長率は2.90% 、小売売上は1兆6,390億NTドルを予測しています。安定した対外貿易および実質個人消費が原動力となり、2008年の実質GDP成長率は2.8%と予測されています。輸入製品およびサービスへの需要は2008年に10.3%まで上昇すると予測されています。
消費者信頼度は前回調査より5.9ポイント減少した29.7となりました。減少が大きかったのは、「雇用(26.3)」の見通しで、12.2ポイント減少しました。
タイ タイの2008年上半期の小売売上成長率は緩やかな4.70%の上昇で、小売売上は08年後半には6,259億バーツに達すると予測しています。選挙結果がもたらしている継続的な政治不安にもかかわらず、実質GDP成長率は4.6%と予測されています。タイの経済は引き続き上向きであるとの見通しで、景況感や消費者の心情を肯定的に維持できる可能性は新政府の力に委ねられることになります。
消費者信頼度は前回調査を7.5ポイント上回る44.2ポイントとなりました。「固定収入」を除く4つの項目で楽観傾向を示しました。最も伸びが大きかったのは「株式市場」で、19.3ポイント上昇して44.6となりました。