MasterCard Worldwideは本日、アジア/太平洋、中東、アフリカ(APMEA)地域における2007年度第3四半期の決算を発表しました。当四半期においてAPMEA地域は、総取扱額(19.2%)、ショッピング利用額(22.8%)1 、ショッピング利用回数(20.2%)、キャッシング利用回数(23.3%)、発行カード枚数(11.9%)のいずれにおいても、前年同期を上回りました。
2007年9月30日の時点で、APMEA地域のMasterCardカスタマーであるカード発行会社および金融機関で発行されたMasterCardブランドのカード(Maestro®とCirrus®を除く)は、1億9,800万枚以上にのぼりました。2007年度第3四半期における同地域のカードホルダーによるカード利用ショッピングの回数は7億4,500万回となり、MasterCardブランドのカードが利用できる店舗は2,500万以上となりました。
MasterCard Worldwideのアジア/太平洋、中東、アフリカ地域担当社長のアンドレ・セキュリック(Andre Sekulic)は次のように述べています。「APMEA地域は引き続きMasterCardの成長に着実に貢献しています。この地域における当四半期の好調な業績は、当社がカスタマーであるカード発行会社や金融機関、カードホルダー、企業、加盟店のニーズを十分に理解しそれに応える能力を有していることを示すものです。APMEA地域の経済は、実質国民所得や国内総生産などの指標が示すとおり、大幅な成長が続いています。富裕層の拡大に伴い、高級商品・サービスに対する需要はこれからも伸びていくでしょう。MasterCardでは、MasterCard Luxury Week Hong Kongなどのイベントを通して、購買力のある新しい消費者層との接触を図っています。また、これらの消費者層に関する調査活動を通して独自の洞察を発表しており、これからもそうした情報をカスタマーに提供していきます。」
加えて、APMEA地域で発行されたMaestro®ブランドのカードは2億2,600万枚に上り、前年同期比11.5%増となりました。同地域にある約98万1,000店舗で、Maestroカードを使ったオンラインデビットによるショッピングが可能になりました。
MasterCardはこの他にも、APMEA地域における2007年度第3四半期の主な事業成果を発表しています。
- 世界をリードするラグジュアリーブランドが出展し一般消費者や業界関係者が集うイベント「MasterCard Luxury Week Hong Kong」を開催、MasterCardのファッションと高級品の分野におけるリーダーシップが一躍脚光を集めました。オスカー・デ・ラ・レンタやヴェラ・ウォン、カルバン・クラインといった世界のトップデザイナーが最新のコレクションを発表し、香港およびAPMEA地域のファッションに関心の高い富裕層を集めての10日間にわたるファッショ ンショーが行われました。このイベントの目玉の一つとしてMasterCard Worldwide Asia/Pacific Luxury Conference 2007も開催されました。この会議の場で「The Demand for Luxuries in Asia/Pacific(アジア/太平洋地域における高級品への需要)」と題する最新のMasterCard Insightsレポートが発表され、急速に拡大する高級品市場に関する展望を示しました。
この他にも、高級品分野における取り組みとして、「MasterCard-ESSEC 高級ブランドマネジメントプログラム」の奨学金を15名に授与しました。このプログラムは、高級品リテールおよびサービス業界で働く管理職レベルの人材に対し、国際マネジメント教育分野で世界のビジネススクールをリードする名門校、ESSEC大学が実施する4日間の集中コースで学ぶ費用全額を負担するものです。奨学金受給者には、ルイ・ヴィトン、カルティエ、アルフレッド・ダンヒル、バレンチノ、スワロフスキーなど高級ブランドの幹部クラスの人材が含まれていました。
- プレミアムカード事業におけるリーダーシップがMasterCardカスタマーであるカード発行会社および金融機関に引き続き認められ、MasterCardをパートナーとした数々のWorld MasterCard®プレミアムカードプログラムが導入されました。台湾では富裕層やビジネス客の旅行、エンターテイメントのニーズに合わせたFubon World Cardカードが、オーストラリアではHSBC Premier World MasterCardカードがそれぞれ発行されました。HDFC銀行との提携により、インド初のWorld MasterCardカードとなるHDFC Bank World MasterCardクレジットカードが発行されました。
- ナレッジリーダーシップの分野では、北京、上海、広州の富裕層に関する洞察を示した「MasterCard Worldwide Index of China's Affluent(中国富裕者層に関するMasterCard Worldwideインデックス)」を発表しました。これは年に2回行われる調査と分析に基づくインデックス資料であり、中国の富裕層の支出パターン、ライフスタイルの特徴や意識、および10項目の商品とサービス分野についての高級ブランドに対する選好パターンを示しています。
MasterCard Worldwide Centers of Commerceが発表したレポートが、インドの政治と産業の橋渡しをしました。MasterCardとインド財務省および経済調査協議会が合同で公開討論会を開催、ムンバイに国際金融センターを創設する構想について話し合い、その席でCenters of Commerceの結果が紹介されました。開発担当機関や金融機関、政府機関の50名近くの幹部とメディアがこの討論会に参加しました。
また、「Asia/Pacific 10 Years After the '97 Crisis(97年危機から10年を経たアジア/太平洋地域)」と題するInsightsレポートも発表しました。このレポートでは、金融危機から10年という節目を迎え、この地域が得た教訓について分析しています。
- 女性の支援におけるリーダーシップ推進にも引き続き取り組み、「MasterCard-U21Global旅行・観光業界の女性向け奨学金プログラム」を実施しました。アジア/太平洋、中東、アフリカ地域で働く女性から20人を選出して、世界トップのオンライン大学院であるU21Globalの経営学エグゼクティブ・ディプロマコースで学ぶ費用全額を提供しました。昨年に続き2度目の実施となる本奨学金プログラムは、U21Globalの協力を得て、旅行・観光業界で働く女性が業界動向をいち早く把握し、その能力を十分に発揮できるよう支援するものです。
- EMV関連では、ニュージーランドのリテールおよびサービス業界に対し、ICチップ内蔵決済カード導入にあたっての整備を支援しています。MasterCardによってニュージーランドの金融機関向けフレームワークの設計・導入が完了しており、これらの金融機関は国内の加盟店と協力してEMV決済への移行に向けて取り組んでいます。
ベトナムでは、VP Bank Platinum MasterCardのデビットカードおよびクレジットカードが、同国初のEMV対応カードとして発行されました。さらに、南アフリカのネドバンクは、南アフリカの4大銀行の中で初めてChip & PIN MasterCardクレジットカードを発行し、EMVチップカード技術の全国展開の先駆けとなりました。
- 非接触型決済ソリューションであるMasterCard® PayPassはすでにAPMEA地域の11市場で導入されていますが、当四半期にはマレーシアでEON Bank Combi Debit MasterCardカードの発行が始まり、その勢いを一層強めました。これは世界で初めて、MasterCard PayPass機能を組み込んだEMV対応マルチアプリケーションDebit®カードプログラムとなりました。このカードには、デビット、非接触決済、EMV、ATMの各機能が搭載されています。
MasterCardとアブダビ商業銀行(ADCB)は共同で、アラブ首長国連邦(UAE)初のPayPass非接触技術を搭載したクレジットカード、ADCB Flash MasterCardを発行しました。さらに、エミレーツ銀行、ドバイ・インターネットシティ(DIC)と共同でEmirates Bank DIC MasterCard® PayPassクレジットカードの発行を開始し、ドバイ・インターネットシティ、ドバイ・メディアシティ、ドバイ・ナレッジヴィレッジ内小売店での最新の非接触型決済を可能にしました。
9月には、MasterCardのTaiwanMoney Cardが台湾で、「M字型社会における人気製品トップ50(Top 50 Star Products of the M-shape Society)」に選ばれました。この賞は、コンピュータ、ネットワーク、通信の分野の最新の流行と成功事例を扱う隔週誌Business Nextが発表しているもので、TaiwanMoney Cardは「コンバージェンス(収束)」部門の人気商品に選定されました。これは、絶え間なく変化する消費者のニーズに最適な技術、アプリケーションおよびオーダーメード機能を組み合わせて利用している点が評価されたものです。
- デビットカードの分野でも勢いを持続しており、石油大手のBPとのデビット契約の締結を発表しました。南アフリカで初めて、BPのガソリンスタンドでガソリン代の支払いにMaestroデビットカードによる決済が利用できるようになり、南アフリカの消費者や企業に利便性と安全性を提供します。これまでガソリン代の支払いには、現金やガレージカード、フリートカードしか利用できませんでした。
また、南アフリカ初のPIN機能を搭載したMasterCardアンエンボスドデビットカードが、FNB Core Banking Solutionsから若年層向けに発行されました。
韓国では新韓カードとの提携でMaestro Global Pass Cardを、またハナ銀行との提携でMaestro SK TDream Cardを発行しました。
- APMEA地域における提携カードへの進出も目覚しい成果を挙げました。フィリピンではSMART Infinity BDO Platinum MasterCardを発行しました。これはフィリピンの通信事業者との初の提携プラチナカードとして、大手無線サービスプロバイダのSMARTコミュニケーションと、大手総合銀行バンコ・デ・オロにより発行されたものです。
- インドネシアでは、PTバンク・ダナモンと提携し、シャリーア(イスラム法)に準拠したクレジットカード機能を持つ同国初のファイナンシャルカードを発行し、イスラム圏のファイナンス業界においても地盤を固めました。
- 国境を越えたカード利用を促進するために、タイ国政府観光庁と協力して、アジア太平洋地域からの旅行者を対象とした「72 Hours Amazing Thailand」キャンペーンを行いました。
中東では、エジプト、サウジアラビア、クウェート、UAEの旅行業界と協力して「2007MasterCardトラベルシーズンキャンペーン」を実施し、カードホルダーにさまざまな特典を提供しました。
- 中銀国際、カシコーン銀行(タイ)、HSBC台湾は、第3四半期からMasterCard Internet Gateway Service(MiGS)のアクワイヤリングを開始しました。
- グレート・シンガポール・セール、マレーシア・メガセール・カーニバル、ドバイ・サマー・サプライズなどのイベントをスポンサーすることにより、引き続きAPMEA地域でのリテールおよびカード利用促進の基盤を強化しています。シンガポールでは、グレート・シンガポール・セールのショッピング総利用額は前年同期比49%の増加、ショッピング利用回数は同42%増加しました。マレーシア・メガセール・カーニバル2007では、セールを最大限に活用しようとする地元住民や旅行者が押し寄せ、カードホルダーによるショッピング総利用額は13億米ドルに達しました。セール期間中のMasterCardカード利用ショッピング数は、2,070万 回に上りました。
MasterCardでは引き続き、APMEA地域でのATMネットワークを拡大しています。日本では全国に広がるセブン銀行ATMネットワークの12,000台のATM端末でMasterCard、Maestro、Cirrusの各カードを利用して日本円のキャッシングを利用できるようになりました。セブン銀行ATMは主に日本国内のセブンイレブン店舗や、観光地およびその近辺の有名ホテルなどに設置されています。
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1総取扱額およびショッピング利用額の伸びは現地通貨ベースで算出。
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MasterCard Worldwideについて
MasterCard Worldwideは、世界中の金融機関、数多くの企業、カードホルダー、加盟店をつなぎ、グローバルな商取引を推進しています。MasterCardは、フランチャイザー、プロセッサーならびにアドバイザーという役割を通して、ペイメント・ソリューションを提供し、毎年およそ160億に及ぶ取引をシームレスに処理するかたわら、カスタマーである金融機関およびカード発行会社や加盟店に対して業界をリードする分析やコンサルティングサービスを提供しています。MasterCard®、Maestro®およびCirrus®のブランドファミリーを通じてMasterCardは世界210を超える国や地域の消費者とビジネスに役立っています。詳細はホームページwww.mastercard.comをご覧下さい。
Forward-Looking Statements(将来の予測に関する記述について)
本プレスリリースに記載されている歴史的事実を除くMasterCardの計画、戦略、信条、予想などの記述は、将来的な見通しを述べたものであり、1995年私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)のセーフハーバー条項に準拠しています。将来の予測に関する記述は発表日時点の見解に基づくものです。したがって、現行の米国連邦証券法に義務付けられている場合を除き、MasterCardは、実際の業績、財政状況の変化、予測・予想・前提条件の変化、一般経済や業界の状況の変化、またはその他本プレスリリースの作成後に生起しまたは存在する状況に合わせて、あるいは不測の事態を反映すべく、これらの記述を更新する意図はありません。将来の予測に関する記述には以下を含みますが、これに限定されません。
- アジア太平洋・中東・およびアフリカ地域(APMEA)が、顧客、コンシューマー、加盟店およびビジネスのニーズを把握し対応していくことによって、MasterCardの成長を牽引し続けること
- 経済が成長している地域、および増加を続けている富裕層消費者の数
- MasterCardが富裕層に対する独自の洞察と調査を提供する能力
実際の業績は、数々の理由によりこのような将来の予測に関する記述と著しく異なる場合があります。その理由には以下のものが含まれます。MasterCard Incorporatedが2007年中にSECに提出した、MasterCardの2006年12月31日を末日とするForm 10-Kに基づく年次報告書、Form 10-Qに基づく四半期報告書、あるいはForm 8-Kに基づく臨時報告書といった書類に含まれる内容、ならびに障害、遅延、同社が戦略的イニシャチブを達成するための能力の欠如などがあります。ここに挙げた以外の要素によっても、業績が予想と著しく異なる場合があります。