MasterCard Worldwide(本社:ニューヨーク州パーチェス、以下、MasterCard)は、非接触型決済ソリューションであるMasterCard® PayPassおよびMaestro® PayPassの本格導入が、世界各地で相次いでいると発表しました。中国で「MasterCard PayPass」クレジットカードの運用が開始されたことが10月26日に発表されたことに加え、日本では去る8月14日から千葉マリンスタジアムでPayPassが利用可能となり、英国全域でも9月4日のロンドンを皮切りに本格導入がスタートしました。米国はもちろん、アジア、欧州各国で次々とPayPassの実証試験や本格展開が始まっています。2002年の初導入以来、利用可能地域、店舗はますます拡大し、MasterCard PayPassのカードホルダーは現在、世界20市場の7万3,000箇所以上でPayPassの軽快な「タップ・アンド・ゴー」で買い物を楽しむことができるようになりました。
PayPassは、日常の少額決済をすばやく安全に実行する、便利な非接触型決済ソリューションです。MasterCardのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、Maestroデビットカードに簡単に追加でき、現金に代わる安全な支払い手段を提供します。PayPass機能は一般的なカードだけでなく、腕時計や携帯電話、キーホルダーなどにも組み込むことが可能であり、消費者が日々使用するアイテムを、安全な非接触決済デバイスに変える主導的な役割を果たしています。PayPass専用端末にカードをかざすだけで支払いが完了し、カードを端末に挿入したり、暗証番号を入力したり、小銭を探したりする必要もありません。加えて多くの場合、サインをする必要もありませんので、スピーディーな決済が要求されるファストフード店やスポーツ競技場、コンビニエンスストア、映画館、交通手段などの環境に最適であるとともに、カードホルダーがカードを手放すことがないため、スキミング防止にも役立ちます。
日本の状況
海外でも使える非接触型決済ソリューションとして、日本では2006年4月の千葉県浦安市舞浜の複合商業施設「イクスピアリ」での導入を皮切りに、スーパーセンターの「PLANT」や伊藤忠エネクスの一部サービスステーション、東京都内の一部レストランでPayPassが導入されています。また本年8月には、千葉ロッテマリーンズのホームスタジアム「千葉マリンスタジアム」がPayPassを本格的に導入しました。これはアジア/太平洋地域としても初めての、PayPassを導入したスポーツ競技場となります。千葉ロッテマリーンズ公式クレジットカード「Mカード」にPayPassを搭載、これを利用して飲食店などスタジアム内74箇所で非接触決済が可能となったものです。この利用開始を記念し、9月には「PayPassマッチデー」を開催、「Mカード」利用者ならびに新規入会者が始球式での投球権やサインボールなどが当たる抽選会を楽しむとともに、PayPassのスピーディーでスマートな決済を体験しました。
アジアにおけるPayPassの導入
アジア地域におけるPayPassの導入は、この3年で勢いを増しました。現在、日本、韓国、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイの各国においてPayPassが導入されています。2005年1月に導入を開始した台湾を皮切りに、2006年のマレーシア、2007年1月のフィリピンなど、次々と導入が続いています。韓国ではSamsung Card、移動通信事業者3社(SK Telecom、LG TeleCom、KTF)と提携し、携帯電話を非接触決済デバイスとして使用する実証実験が行われています。また、NFCやOTA技術の普及に努めるとともに、NFC対応の携帯電話にPayPassを搭載するべく、業界各社と協力しています。
10月26日には、中国では初めてとなる、非接触IC決済「MasterCard PayPass」クレジットカードの運用を開始することを発表しました。中国工商銀行との協力で発行される本カードは、接触(ISO7816)および非接触(ISO14443)対応チップ搭載型のMasterCard PayPass決済機能に加え、磁気ストライプやEMV準拠カード等の機能も備えたカードです。このカードプログラムには決済アプリケーションMasterCard M/Chip4が搭載されています。MasterCard M/Chip4とは、最新世代のEMV決済アプリケーションであり、世界的なスマートカード・プログラム、OneSmart MasterCard®の中核となるものです。またEMVチップを搭載することにより、お客様にはより安全な決済をご提供することができるようになりました。
中国におけるPayPassの導入は、非接触決済への流れを今後さらに推し進めていくこととなります。
英国、欧州におけるPayPassの導入
英国における非接触決済の本格導入は、2007年9月4日のロンドンを皮切りに、2008年にはロンドン以外の地域へも順次展開されます。英国の業界団体APACSでは、同年末までには非接触機能を組み込んだ500万枚のカードが、10万にのぼる加盟店で利用可能になると予測しています。ロンドンでは、まもなくマクドナルド、イート、コーヒーリパブリック、Yo!Sushi、クリスピー・クリーム・ドーナツ、ブックスEtc、スレッシャーズ、科学博物館など、市内全域の数千の加盟店や商業施設でPayPassカードを使えるようになります。参加する店舗と施設の詳細は、今回の全国展開を支援する大手銀行から近日中に発表される予定です。英国ではロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループのエジンバラ本社とロンドン支店によって実施されたPayPass の実証試験が成功を収めており、今回の本格導入につながりました。現在も、欧州各地で複数のプログラムや試験的導入が実施されています。
欧州においては2006年6月にトルコのガランティ銀行が、国内の大手小売店と提携してヨーロッパ初のMasterCard PayPassクレジットプログラムを開始したほか、2007年春には初のPayPass 対応腕時計を導入しました。フランスでは2006年にPayPass 対応の携帯電話を含む2つの大規模な非接触決済の試験プログラムが実施されています。さらにMasterCardはスペインでのカハ・マドリッドおよび200以上の小売店と協力しての実証実験を、またイタリアでポステ・イタリアーネの銀行部門であるバンコポスタとともに同国初のPayPass の実証実験を行う予定であることを先日発表しています。
世界的な現象
2007年第3四半期現在、世界では1,900万枚以上のPayPassカードやデバイスが利用されており、7万3,000を超える箇所でPayPassを利用することが可能です。ここには、米国のマクドナルド、バーガーキング、スターバックスなどのファストフード店、セブンイレブン、CVS、デュアンリードなどのコンビニエンスストア、コカ・コーラエンタープライズの自動販売機、ニューヨーク市の地下鉄とタクシー、メジャーリーグベースボールやナショナルフットボールリーグのスタジアムなどが含まれています。現在、フランス、イタリア、スイス、スペイン、カナダ、韓国、台湾、米国など20ヵ国で、PayPassの実証試験や本格展開が始まっています。
MasterCard PayPassについての詳細は、www.mastercard.com/jp/personal/jp/aboutourcards/PayPass/をご覧下さい。
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MasterCard PayPassおよびMaestro PayPassについて
MasterCardの非接触型決済ソリューションであるPayPassは、公共輸送機関の切符、コーヒーやサンドイッチ、ファストフード、ガソリンなど、日常のちょっとした買物の際に、現金に代わる迅速で便利な支払手段となります。PayPass機能は、すべてのMasterCardのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、またはMaestroデビットカードに追加することが可能です。店舗や商業施設がPayPassを導入すれば、業務効率と顧客への利便性を同時に改善できます。また、レジでの清算をスピードアップし、現金取扱いの手間を減らして効率を高め、競合店に差をつけることが可能です。
PayPass の安全性について
PayPassでの決済は、従来のカードと同様に全く安全です。PayPassカードはチップを内蔵することで多くの保護対策を組み込んでおり、たとえば暗証番号を入力せずに一定回数の決済を連続して行うと、カードが利用できなくなります。連続利用回数の上限は、カード発行銀行が各カードホルダーの利用状況を考慮して決定します。利用回数、利用金額のほか任意の要素が考慮される場合もあります。連続利用回数が上限に達すると、加盟する店舗や商業施設の端末は、使用者がカードの正当な持ち主であることを確認するために暗証番号を要求し、カードが不正なPayPass決済に使われることを防ぎます。
消費者にとっては、支払いのためにカードを店員に渡すというプロセスがなくなり、常にカードを手元で管理できるようになります。なおPayPassカードやデバイスをPayPass専用端末に読み取らせるためには、端末から5cm程度のところまで近づける必要があります。
MasterCard Worldwideについて
MasterCard Worldwideは、世界中の金融機関、数多くの企業、カードホルダー、加盟店をつなぎ、グローバルな商取引を推進しています。MasterCardは、フランチャイザー、プロセッサーならびにアドバイザーという役割を通して、ペイメント・ソリューションを提供し、毎年およそ160億に及ぶ取引をシームレスに処理するかたわら、カスタマーである金融機関およびカード発行会社や加盟店に対して業界をリードする分析やコンサルティングサービスを提供しています。MasterCard®、Maestro®およびCirrus®のブランドファミリーを通じてMasterCardは世界210を超える国や地域の消費者とビジネスに役立っています。詳細はホームページhttp://www.mastercard.com をご覧下さい。