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添付資料

<国・地域別調査結果概要>

国名 スコア 概 要 説 明
日本 66.8 ・約12年におよぶ悲観的傾向を2005年第4四半期に脱却して以来、楽観的傾向が続いています。今回のスコア(66.8)は、6ヶ月前(68.3)や一年前(68.9)より若干低くなっているものの、日本の消費者は楽観的傾向を維持しています。
・「雇用」(81.5)に対しては、1993年の調査開始以来の最高スコアを記録しました。日本の消費者は5つの全ての調査項目においても楽観的で、このような楽観的傾向を示したのは、調査開始以来3回目となります。
オーストラリア 68.3 ・オーストラリアの消費者は2007年下半期に対しとても楽観的です。今回のスコアは68.3と6ヶ月前(45.3)や一年前(46.5)、過去平均(56.1)と比べ、とても高い数値になりました。今回のオーストラリアの消費者信頼度は2004年以来最も楽観的で、また1993年の調査開始からの29回の調査の中でも、過去4番目に高い数値となりました。
・今回5つの全ての調査項目で楽観的傾向(「雇用」63.7、「景気」68.8、「固定収入」74.5、「株式市場」75.8、「生活の質」58.7)が見られ、これは2004年第4四半期以降の5回の調査で初、調査開始以来の15年間では7回目です。また、「雇用」(63.7)は6ヶ月前(36.1)と一年前(32.8)、「景気」(68.8)は6ヶ月前(36.0)と一年前(43.1)と比べてもより楽観的で、「生活の質」(58.7)に関しても6ヶ月前(25.5)や一年前(39.5)に比べて改善をしています。
中国 84.0 ・中国の消費者信頼度は84.0でとても楽観的です。今回のスコアは6ヶ月前(81.2)よりやや、一年前(78.2)や過去平均(74.4)よりとても高い数値になりました。今回のスコアは、1996年の第4四半期以降22回の調査の中で過去3番目の高スコアです。
・「景気」(92.0)や「固定収入」(90.2)、「生活の質」(90.1)は強い楽観傾向を維持しており、「雇用」(75.3)、「株式市場」(72.5)においても楽観的傾向にあります。特に、北京と上海の消費者の間で、楽観的傾向が高かった「株式市場」(72.5)においては、6ヶ月前(61.0)から大きな改善が見られました。
・調査の行われた3都市では、引き続き高い消費者信頼度が見られ、北京(85.7)、上海(90.4)をはじめ、中国の消費者信頼度の向上に貢献しています。広州(74.5)は6ヶ月前や一年前に比べ、若干スコアの落ち込みがありました。「株式市場」や「景気」の見込みに関してはスコアが落ちたものの、3都市の消費者は比較的楽観的を維持しています。
香港 84.7 ・香港の消費者は楽観的傾向を維持しており、過去4回の調査でも楽観的数値を記録しています。今回のスコアは84.7で、1993年以来29回の調査の中で、6番目の高い数値となり、過去平均(54.6)を大きく上回りました。
・「景気」(91.1)、「固定収入」(90.5)、「雇用」(89.1)、「生活の質」(82.3)においてはとても楽観的で、「株式市場」(70.6)に関してもかなり楽観的です。
・しかしながら、6ヶ月前や一年前と比べると、5つの調査対象項目それぞれ及び全体について、若干のスコアの落ち込みがありました。
インドネシア 53.5 インドネシアの消費者信頼度は、2006年の第4四半期に、過去2回連続した悲観的傾向から楽観的傾向に改善しました。今回のスコアは53.5と引き続き楽観的傾向ですが、6ヶ月前(62.5)に比べ楽観傾向が弱まりました。「固定収入」に関しては、それほどではないにせよ、5つの調査項目においても、数値は落ち込んでいます。
・インドネシアの消費者信頼度(53.5)はかろうじて楽観的です。「固定収入」(82.8)はとても楽観視しており「株式市場」(56.9)に関してもやや楽観的傾向が見られ、「景気」(53.5)においてはわずかに楽観的です。しかしながら、「雇用」(41.4)は幾分悲観的で、「生活の質」(32.8)においてはより悲観的です。
・今回のスコア(53.5)は過去平均(66.5)を下回り、1993年以来29回の調査の中で、8番目に低い数値となりました。
韓国 48.5 ・韓国の消費者信頼度数は48.5で、6ヶ月前(29.3)や一年前(28.1)に比べ楽観的傾向の強まりを見せ、5つの調査項目においても大きな改善が見られました。しかしながら、今回のスコアは消費者が2007年下半期においても慎重であり、様子見ムードであると考えられます。また、過去3回の悲観的傾向を引きずっているようにも見受けられます。
・「株式市場」(70.2)の楽観的傾向や、「固定収入」(58.6)の若干の楽観的見通しにもかかわらず、韓国の消費者信頼度はやや悲観的です。「雇用」(31.6)、「景気」(39.9)や「生活の質」(42.1)が全体スコアの低下に起因しています。「雇用」と「景気」に関しては特に悲観的傾向が強くなっています。
・今回のスコアは、過去平均(51.4)を若干下回りました。
マレーシア 71.0 ・マレーシアの消費者信頼度は2006年第4四半期の悲観的傾向からの完全なる脱却が見られます。6ヶ月前(37.5)や一年前(51.4)であった消費者信頼度は、今回調査では71.0で、各調査項目の楽観的傾向がとても強まったことが起因しています。(「雇用」:今回(70.4)・6ヶ月前(41.1)・一年前(58.7)、「景気」:今回(76.1)・6ヶ月前(39.2)・一年前(49.1)、「固定収入」:今回(76.1)・6ヶ月前(31.9)・一年前(53.3)、株式市場:今回(72.8)・6ヶ月前(35.7)・一年前(43.7)、「生活の質」:今回(64.8)・6ヶ月前(39.8)・一年前(52.2))
・マレーシアの消費者は2007年下半期に対して楽観的で、2004年第4四半期以来の4回調査の中で最も楽観的です。しかしながら、今回スコア(71.0)は過去平均(72.9)を下回っています。
ニュージーランド 57.1 ・ニュージーランドの消費者信頼度(57.1)は6ヶ月前(61.0)に比べて若干落ち込んだものの、一年前(45.2)に比べると楽観的です。今回のスコアは、調査開始以来12番目の数値で、過去平均(58.9)を若干下回りました。
・「固定収入」(80.2)に関してはとても楽観的で、「株式」(61.3)に関しては比較的楽観的、「雇用」(52.7)に関してはやや楽観的です。しかしながら、「景気」(48.3)と「生活の質」(43.1)に関してはやや悲観的です。
フィリピン 64.6 ・フィリピンの消費者信頼度数は64.6で、2007年下半期に対して楽観的です。6ヶ月前(57.2)や一年前(51.9)や過去平均(49.5)より楽観傾向の強まりを見せています。
・12年の調査の中で、5つの全ての調査項目で楽観的スコアになったのは5回目です。
・「固定収入」(94.5)は、12年間のフィリピンの調査において過去最高のスコアです。「景気」(57.6)、「生活の質」(53.6)、「雇用」(55.3)もここ数年見られない数値となりました。
・今回のスコアは1997年第2四半期以来の10年間で最も楽観的です。
シンガポール 83.3 ・シンガポールの消費者信頼度は楽観的傾向を維持しています。今回のスコア(83.3)は6ヶ月前(82.5)と同様の高スコアで、一年前(73.9)や過去平均(65.8)を大きく上回っています。
・6ヶ月前と同様に、5つの全ての調査項目において楽観的傾向が見られます。「雇用」(83.7)、「景気」(81.6)、「固定収入」(85.6)、「株式市場」(78.9)、「生活の質」(86.9)
・今回のスコアは、2001年第2四半期以降最高で、過去29回の調査の中でも6番目のスコアとなりました。
台湾 35.6 ・台湾の消費者信頼度数は2004年第4四半期以降、5回連続悲観的です。今回のスコア(35.6)は、以前消費者信頼度が悲観的傾向にあることを示しており、6ヶ月前(30.8)や一年前(29.1)に比べては改善しているもの、とても悲観的です。「株式市場」(53.3)を除いてはとても悲観的で、「景気」(34.1)と「固定収入」(36.1)よりも「雇用」(26.3)と「生活の質」(28.1)の悲観的傾向が強くなっています。
・今回のスコア(35.6)は過去平均(47.9)を下回りました。1993年の調査開始以来29回の中で、8番目に低い数値となっています。
タイ 36.7 ・タイの消費者信頼度は、タクシン元首相の追放で改善しましたが、今回調査では悲観的レベルの36.7に戻りました。(6ヶ月前65.1、一年前28.6)
・「固定収入」(73.2)に関しては楽観的傾向の継続も見られますが、消費者信頼度は36.7と悲観的で、現在のタイの消費者はとても悲観的見通しをもっています。「雇用」(28.1)、「景気」(32.1)、「株式市場」(25.3)、「生活の質」(24.6)の調査項目が低スコアに起因しています。今回のスコア(36.7)は1995年以降の24回の調査の中で5番目に低い数値です。また過去平均(56.5)からも大きく下回っています。
べトナム 91.3 ・ベトナムは高い消費者信頼度を維持しています。「雇用」(96.8)、「景気」(97.8)、「固定収入」(96.7)、「生活の質」(96.5)は著しく高いスコアになっています。しかしながら、「株式市場」(68.5)はかつての高数値ではなくなり、結果として、全体のスコアは低下しています。(6ヶ月前(93.7)、一年前(89.6)、過去平均(91.7))
・ベトナムの消費者は、2007年下半期に明るい見通しを持っていることは明らかで、今後もこの傾向は継続すると見られます。


<地域別MasterIndexスコア>

市場 今回 6ヶ月前 1年前 アジア経済危機時の
平均スコア
MasterIndexの
平均スコア
2Q 2007 4Q 2006 2Q 2006 4Q 97 - 4Q 98
オーストラリア 68.3 45.3 46.5 43.0 56.1
中国 84.0 81.2 78.2 55.6 74.4
香港 84.7 88.8 88.5 16.9 54.6
インドネシア 53.5 62.5 42.4 27.2 66.5
日本 66.8 68.3 68.9 5.4 29.6
韓国 48.5 29.3 28.1 26.1 51.4
マレーシア 71.0 37.5 51.4 40.9 72.9
ニュージーランド 57.1 61.0 45.2 38.5 58.9
フィリピン 64.6 57.2 51.9 47.7 49.5
シンガポール 83.3 82.5 73.9 34.4 65.8
台湾 35.6 30.8 29.1 45.1 47.9
タイ 36.7 65.1 28.6 25.6 56.5
ベトナム 91.3 93.7 89.6 0.0 91.7
アジア/太平洋
全体平均
67.9 64.3 57.4 34.7* 59.7


注釈:
*上記の表にあるアジア経済危機(4Q97-4Q98)の期間は、MasterIndex調査の結果を元に定義したもので、実際に危機が起きていた時期や異なる定義に基づく時期とは必ずしも一致しないことがあります。

* 「MasterIndexの平均スコア」は、今回の調査のスコアを除いた平均値です。

* ベトナムは1997年-98年の調査対象からはずれていたため、平均スコアには含まれていません。