ニュース編集室

MasterCard、欧州初の携帯電話を用いたEMV準拠非接触決済の実証実験を実施

- 7企業共同でフランスにて開始 -

平成18年12月12日

MasterCard Worldwide (本社:ニューヨーク州パーチェス、以下、MasterCard)は、欧州では初となる携帯電話を用いたEMV1準拠の非接触決済の実証実験を、フランスのストラスバーグ市において、業界7社の共同で実施すると発表しました。11月に開始されたこの実証実験には消費者200名と50以上の加盟店が参加しています。

フランスの大手小売銀行であるGroupe Credit Mutuel-CIC と携帯通信事業者のMRJ Mobileの既存顧客が実証実験に参加しています。実証実験用の携帯電話はモバイルおよびブロードバンド通信事業者のSagem Communicationが提供しています。本実証実験は、7社の革新的かつ専門的技術に基づくもので実験用携帯電話には、MasterCard PayPass™技術、デジタル・セキュリティ業者のGemaltoのEMV準拠のSIMカード、Sagem Monetel社製の非接触決済端末、Inside Contactless社のNFC(Near Field Communication)チップが採用されています。

この7社のパートナーシップにより、携帯電話によるEMV準拠の非接触決済が欧州で初めて実現されることになりました。本実証実験で鍵となるのは、EMV(M/Chip)準拠のPayPassアプリケーションが携帯電話のSIMカードに搭載されることです。SIMカードは特別な無線通信で結ばれ、NFCチップと連動します。

携帯電話が日常必需品である今日において、スーパーでの買い物から映画館やレストランでの支払いなど、消費者が携帯電話で決済する機会は無限に存在し、カードを財布から出すという行為が携帯電話での決済という行為に取って替わられることになるでしょう。本実証実験では、欧州の消費者が、支払いの際に携帯電話を使うことにどれだけ適応するかをモニターします。

消費者が携帯電話を端末に接触させると、音とビジュアル情報が端末から発信され、支払額が携帯電話の画面に表示されます。消費者が暗証番号を携帯電話のキーバッドで入力し、再度端末にかざすと、決済が承認される仕組みです。

この仕組みは、ICカードの安全な決済手順を反映したものです。まず、決済を有効にするための暗証番号の入力、カードホルダー(この場合は、携帯電話の持ち主)の本人確認、最後に承認手続き、という手順になります。一連の手順は、MasterCardの非接触技術であるPayPassがサポートしており、迅速かつ安全な決済を保証するものです。つまり、携帯電話に内臓のSIMカードに銀行カードの情報が複製されているため、携帯電話そのものがもう一枚のカードとしての役割を果たすのです。

NFCの技術は、携帯電話の通信ネットワークを利用しないため、SIMカード内臓の携帯電話を端末から5センチ以内にかざすと、非接触決済機能が働きます。つまり、消費者は携帯電話を端末から5センチ以内にかざすだけで支払いを済ませられるのです。

1Europay, MasterCard, Visa

 

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