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パリを楽しもう

パリの美味しさを探求しよう

パリジャンやパリジェンヌの
お洒落な食卓を作る食材を探しに
 幸福であることの条件、それはよく眠ること、よくしゃべること、よく歩くこと、よく愛すること、そしてよく食べること。パリには美しいものがたくさんあり、旅人も忙しいことこの上ありません。美術館では大好きなアーティストの作品の前でゆっくり時間をとりたいし、絵画のように美しい郊外の村を訪ねるのをあきらめるわけにはいかないし、そしてもちろんお買物の時間も大切。それでもパリを訪ねる旅人だったら、美食の都を味わわずに済ませることはできないでしょう。人気のレストランで美味三昧ももちろんですが、パリジャンやパリジェンヌのお洒落な食卓を作る食材を探しに行きませんか?

 普通のお店がクローズしている日曜日は、パリっ子の胃袋を支えるマルシェを訪ねる絶好のチャンス。ちょっぴり早起きしてマルシェのハシゴをしましょう。
 まずはパリ6区のラスパイユ大通り(Bd. Raspail)の1区画(地下鉄レンヌ駅とセーブル・バビロン駅の間)で日曜日の午前中に開かれる自然食品のマルシェからスタート。ここは農薬を使わない有機農法で栽培された野菜やフルーツ、化学飼料を使わずに育てられた牛や鶏の肉、養殖でない天然モノの魚介類、さらに手作りのチーズやタルトなど、全て体に優しい自然食品で埋め尽くされています。普通、自然食品というと高いというのが常識ですが、このマルシェでは普通の食材と同様の値段で売られているので、最近健康志向が強まってきたパリっ子が大勢集まります。雨をしのぐ簡単な屋根と品物を置く台があるだけのにわか仕立てのお店ですが、商品の並べ方はなぜかお洒落。色とりどりのフルーツが並べられているお店では、思わず美しさに足を止めてしまうほど。野菜たっぷりの焼きたてキッシュはバターとクリームのよい香りがして、ホテルの簡単な朝食の後だったら、一切れ味見をしてみてはいかがですか?
 さて、次のマルシェはパリ5区にあるパンテオンの裏手にあります。パリ左岸の胃袋といわれるムフタール街の常設マルシェです。朝と夕方にオープンしていますが、最も賑わうのが日曜日の11時頃なので、マルシェ探検隊としてはちょうどよい時刻に到着できます。お洒落な買い物カゴをさげたパリのマダムたちのさりげないお洒落を横目で見ながら、マルシェの雰囲気を楽しみましょう。食料品だけでなく日用雑貨や洋服を売るお店もあり、気のきいたおみやげ探しにも思いがけなく役立つかもしれません。茹でたてのエビやカニは白ワインにぴったりのおつまみになります。
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 暮らすようにパリを楽しみたい方には、地元の人達のさりげない素顔を垣間見ることのできるマルシェは最高のスポットですが、さらに美味しいものを極めたい方におすすめなのが、高級食材店めぐりです。ここでいくつかのお店を紹介しておきましょう。
 まずは、フランス料理に欠かせない食材であるフォワ・グラの専門店「ル・コントワール・デュ・フォワ・グラ(Le Comptoir du Foie-Gras)」。様々な種類のフォワ・グラが並べられており、おみやげにも最適です。
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 フォワ・グラの次はフランスきっての高級食材と言われているトリュフの登場です。トリュフは地中に埋まる野生のキノコで、見かけはグロテスクな黒い塊でしかありませんが、実は“黒いダイヤモンド”として珍重され、犯罪小説の主役をつとめるほどの人気者です。このトリュフの専門店が高級食料品が軒を並べるマドレーヌ広場にある「メゾン・ドゥ・ラ・トリュフ(Maison de la Truffe)」。このお店ではランチタイムのみお店の片隅でトリュフ料理が食べられます。値段は高いけれど、高級レストランでは考えられないくらい、たっぷりトリュフをあしらった料理には、お財布の紐もついついゆるくなってしまいます。
 次に、美味しいフランスワインにぴったりのチーズを探しに行きましょう。創業が1927年という老舗店で、フランス中から180種類以上のチーズが集められています。お店の名前は「フロマージュリー・ブルソー(Fromagerie Boursault)」。特にサヴォワ地方のチーズに関してはパリ随一の品揃えです。
 そして最後に、いかにもフランスらしい食材のお店を覗いてみましょう。初めて食べるときはちょっぴり勇気がいるけれど、それはそれは美味しいフランス料理前菜の定番“エスカルゴ”。パリ広しと言えどもエスカルゴ専門店はここだけというのが、「レスカルゴ・ドゥ・ラ・ビュット(L'Escargot de la Butte)です。超有名レストランの顧客が多いというのも信頼の証です。缶詰もあるのでグルメのお友達へのおみやげにも最適です。

 さて、パリにはこの他にも、はちみつ、コーヒー、チョコレート、パン、ワインなど、たくさんの美味しいモノ屋さんがあります。きっとこの次はアパルトマン・スタイルのホテルに滞在して、暮らすようにパリを楽しみたくなるに違いありません。
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