経理の合理化
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(第2回)
基本はデジタル。
経理処理はすべてパソコンで。

 

パソコンの低価格化が進み、スモールビジネスにおいても一人1台があたりまえのようになっています。あなたも毎朝、パソコンのスイッチを入れてから一日の仕事がはじまるはずです。
日本中のどこの企業の経理担当者も同じようにパソコンで仕事をしているのですが、仕事の効率に大きな差が出てきています。その差はいったいどこにあるのでしょうか?

1.経理をパソコンでやる3つのメリット

企業がパソコンで経理をするメリットは、3つあります。
1つ目は、処理効率を上げて作業時間を短縮することにより人件費コストを削減できることです。
2つ目が、会計処理が早くなれば、迅速な業績管理が可能となり、財務体質の改善につながると言われています。
そして3つ目が、経理社員にとっても、事務作業をパソコンにやらせることにより、業務時間を重要度の高い仕事にあてることができるようになるのです。
つまり、経理をパソコンで処理することにより、企業は生産性と品質を向上させ、経理社員は自らを成長させられるということです。

2.パソコンの使い方で生産性に3倍以上の格差

企業はパソコンで経理処理をするようになり、仕事の生産性や品質が本当に向上しているのでしょうか?
私はいままでに、7,000社以上の企業の経理社員から会計システムの利用状況を聞きました。その結果、経理業務全体にITを活用している企業と、パソコン会計を導入しただけの企業では、業務の生産性に3倍以上の差が生じていることがわかりました。
ではなぜ、同じパソコンを使っているのに、経理の業務効率にそれほど差が出てしまうのでしょうか?
その原因は、コンピュータを導入したら、情報の処理形態を変えるということが、わかっているかいないかの差だったのです。

3.パソコンが働きやすい環境をつくる

「情報の処理形態を変える」というのは、情報の受け渡しをコンピュータが処理しやすい形態に変えるということです。
コンピュータが扱えるのはデジタルデータだけですから、情報をすべてデジタル化すると処理効率が飛躍的に向上するのです。
人間が作業する場合、現金と紙は扱いやすいのですが、コンピュータは現金と紙の処理が苦手です。パソコンで経理処理をする場合、人間が働きやすい環境ではなく、パソコンが働きやすい環境をつくらなければならないのです。

4.クレジットカードでデジタル化する

そこで、経費精算にクレジットカードを活用すると便利です。
現金による決済がなくなり、紙の情報がデジタル化するからです。
クレジットカードを使えば、立て替えた経費を企業の小口現金で精算するという作業がなくなり、かつ、領収書を見ながら自分で経費精算の書類を書く手間がなくなるのです。つまり、カード会社が支払いをしてくれて、かつ、取引内容をデジタル的に記録しておいてくれるというわけです。
経費精算業務をカード会社にアウトソーシングしていると考えるとわかりやすいでしょう。面倒な経費精算を代行してもらうためのコストを計算すれば、わずかな年会費はすぐに元が取れます。

5.情報のデジタル化が今後のカギ

経理側でも、クレジットカードの取引明細をインターネットでダウンロード出来るようになれば、表計算ソフトを使って簡単に取引データを加工することができます。すでに大企業のなかには加工した取引データを会計システムへ取り込んでいる企業もあります。
取引結果がデジタル化されていれば、領収書を見ながら紙の伝票に書いて、その伝票を見ながら会計システムに入力する作業がなくなります。
中小企業でも現金と紙の伝票を使わずに、クレジットカードでデジタル化すると、わずらわしい仕事をパソコンにやらせることができるのです。
情報化社会においては、情報をいかにデジタル化できるかが、今後の生産性を向上させるカギになるのです。

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※コラム内容は一般的な事柄について、著者個人の見解を掲載したもので、MasterCardの見解ではありません。
 また、法律や税務上のあらゆる課題に関して包括的に当てはまるものではありません。
 個別の事柄や課題に関しては専門家の助言を求めることをお薦めします。
※このホームページ内に記載されている、全ての事柄を無断で転載することを禁じます。

Profile
児玉尚彦
児玉尚彦
税理士

株式会社 経理がよくなる

代表取締役

 

1962年3月生まれ。

(株)経理がよくなる 代表取締役。

1984年、埼玉大学経済学部卒業。

外資系保険会社の情報システム部門に 勤務し、業務の合理化とシステム化の考え方をマスター。

監査法人にて経理業務のコンサルティングなどを担当後、税理士事務所に勤務しながら税理士資格を取得。

児玉税務会計事務所の設立を経て、(株)経理がよくなるを設立、お客様の経理業務の改善で数々の成果実績をあげる。

2002年、『経理合理化プロジェクト』を発足。

全国の多くの企業に対して経理業務の合理化を提案、成果をあげている。

著書多数。

 

 

Content
(第1回) 現金を使うと時間をムダにする!
(第2回) 基本はデジタル。会計処理はすべてパソコンで
(第3回) ご存知ですか?仮払いにかかる経理コスト負担。
(第4回) かしこい裏ワザ!公共料金のクレジットカード払い。
(第5回) インターネットは我らの味方! 効率的な決済手段を活用しよう。
(第6回) 税務調査もラクラク対応、クレジットカードを使った領収書保存のノウハウ。

 

※上記の内容は変更になる可能性がございます。